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コウテイ九条の泣き芝居、齊藤工監督が裏明かす「泣けるBGM流した」

ナタリー

21/5/19(水) 16:20

左から森優作、木竜麻生、コウテイ九条ジョー。

コウテイ九条が昨日5月18日に東京・アップリンク渋谷で開催された「ゾッキ」「裏ゾッキ」上映イベント「秘密の集会 今こそ愛だ」に登壇。同作で共演した森優作、木竜麻生と共にトークを展開した。

3人は齊藤工の監督パート「伴くん」に出演した面々。撮影を通して仲を深めたというが、森は「撮影から約1年経ち、コウテイは売れに売れて。(九条は)あの頃の顔をしていない!」と苦言を呈し、木竜も「それは私も思う! こんなんじゃなかったなあと。もう私たちのことなんてどうでもいいのかな?(笑)」と九条を追い込んで彼の反応を楽しむ。

愛知・蒲郡での「ゾッキ」撮影舞台裏を映すドキュメンタリー「裏ゾッキ」では、極寒の中での雨降らしでずぶ濡れになる九条の姿が捉えられている。九条はそのシーンについて「ちょっとだけでいいはずなのに、工さんが『もっと濡らそう!』と言い出した。気温は氷点下で寒いし、海風も直撃。雨を降らす機械もありえない音を立てていた」と回想。あまりの寒さに体は震え、唇も真っ青になったそうで、「にもかかわらず工さんは『もう1回! もう1回!』って……。なんなの!?」と思い出しながら不満を漏らした。

自身の泣きの芝居の話題になると、九条は「麻生ちゃんが写る写真を見ながら涙したのは、本当に麻生ちゃんを思っていたからこそ」と自信たっぷりに話し始めるが、舞台袖から「泣けないから、わざわざYouTubeで泣けるBGMを流しました。全然涙が出てこないから」と真相を明かす声が。声の主はお忍びで来場していた齊藤で、このサプライズに会場からは大きな拍手が送られる。

木竜が「九条さんはピュアな人。フィルターを持っておらず、いろいろな感情がダイレクトに入ってくる方。この作品を観ると、九条ジョーを好きになる」と九条の魅力を語ると、イベント後すぐに大阪に戻らなければいけないという九条が突然、彼女にアタックする展開に。「今だから言うけれど、僕も役柄を通して麻生ちゃんのことを好きになりました。クラシックホテルでデートするシーンでは、世界中の花束を集めたようないい香りがした。(劇中で)麻生ちゃんの花嫁姿を見て、本気で結婚しようと思うくらい好きになった」と明かし、「これが最後だから告白する! フラれたら、次の映画に向かえばいい。それだけのこと」と意を決する。そして「撮影が終わって改めて、こんな素敵な女性はいないと思いました。大阪と東京で距離は遠いけれど、気持ちはいつでも近くにいるつもり。僕と付き合ってください!」と直球の言葉で愛を告白。しかし木竜からは「ソーシャルディスタンスで!」という、イエスなのかノーなのかわからない予想外の返しが。九条が「え!?」と驚きを隠せないでいる中、齊藤は「お後がよろしいようで……」とまとめてイベントを締めくくった。

「ゾッキ」は大橋裕之の初期作品集「ゾッキA」「ゾッキB」を竹中直人、山田孝之、齊藤工が実写化したもの。倉持裕が脚本を手がけ、原作のエピソードを多数織り交ぜながらありふれた日常に巻き起こる不思議な人間模様を描いている。演技未経験の九条は会ったことのないクラスメイトの姉に恋をしてしまう高校生・伴くん役で参加。監督直々にバリカンを入れられ、坊主頭で熱演した。なお「ゾッキ」「裏ゾッキ」のイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」は同館とアップリンク吉祥寺で5月27日(木)まで連日開催中。

(c)2020「ゾッキ」製作委員会

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