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斎藤工と石田ゆり子が案内役、ミニシアターにエール送る特番で「アメリ」など放送

ナタリー

21/3/17(水) 12:00

左から石田ゆり子、斎藤工。

斎藤工と石田ゆり子が案内役を務める番組「特集:ミニシアターに愛をこめて」がWOWOWシネマで3月22日から25日にかけて放送される。

全国のミニシアターにエールを送るべく、かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した作品をオンエアする本番組。第2弾となる今回は「ナイト・オン・ザ・プラネット」「ルル・オン・ザ・ブリッジ」「穴」「アメリ」の4作品がラインナップされた。映画本編の前後では、斎藤と石田が見どころを紹介するほか、ミニシアターにまつわるトークも展開する。なおWOWOWオンデマンドでは、放送に入りきらなかった未公開トークが3月22日より配信される。

斎藤ら俳優が中心となってコロナ禍で苦しむミニシアターを支援するプロジェクト・ミニシアターパークにも参加、協力していた石田。“ミニシアター”という言葉を聞いて思い浮かべる監督・作品を聞かれると「グザヴィエ・ドラン」と答え、「初めて観たのが『わたしはロランス』という映画だったんですけど、なんだこれはと思って。彼の映像の作り方が好きというか。内容がわからなくても、目が離せない感じがあって。美しいなと思いました」と語る。斎藤も「ドランの映画を劇場で観たときに、映画の文法がここから変わったなと思ったんです。そういう意味で彼は重要なフィルムメーカーだと思いますね」と同調した。

収録後、石田は「工くんはさすがだな。素晴らしいですね。また呼んでください」と笑顔に。斎藤の「サントラでもファッションでも、自分の私生活に寄り添ってくれる文化がミニシアターなんだなと思いました。今日はゆり子さんとお話しさせていただいて、いろんなミニシアターの魅力を感じることができました」という言葉に、石田は「ミニシアターはなくならないでほしいですね」としみじみ続けた。

放送作品に対する2人のコメントは以下に掲載した。

特集:ミニシアターに愛をこめて

WOWOWシネマ 2021年3月22日(月)~25日(木)

3月22日(月)23:00~「ナイト・オン・ザ・プラネット」

石田:私はウィノナ・ライダーさんと同世代なんです。とにかくこの映画のウィノナ・ライダーさんのチャーミングなこと。あんなにもガムをくちゃくちゃしているような役なのに、あんなにかわいく演じられる人ってなかなかいないと思います。

斎藤:ジム・ジャームッシュの声がけに、世界中の才能が集まったということで、彼が注目のクリエイターであることがわかる映画だと思います。この映画はオムニバス作品なので、自宅でエンタテインメントを楽しむ上で、今の時代にとても合っている作品じゃないかなと思いました。

3月23日(火)23:15~「ルル・オン・ザ・ブリッジ」

石田:かなり不思議な作品だなと思いながら観ていました。主人公のイジーと、ヒロインのセリアの感じも、なんだか違和感をずっと感じていたんですが、そこが面白いと思って観ていました。セリフもなんだか面白かったですね。

斎藤:以前に観たときは、若者ながらにおじさんのハーヴェイ・カイテルが枯れていく切なさを見ていたんですが、今観たら、完全に中年の哀愁にめちゃめちゃ共感している自分がいて。2周目のおいしさみたいなものがありました。

3月24日(水)23:15~「穴(2001年)」

石田:私はホラーが苦手なんですけど、本当に怖かったですね。それから主人公のソーラ・バーチが魅力的で。いろんな表情ができる子だなと思いました。それから若き日のキーラ・ナイトレイも出ていることに気付いてビックリしました。

斎藤:オバケ屋敷じゃないですけど、映画館でホラー映画の体験をしに行くというのもミニシアターの1つの特徴でもあるんですよね。この作品に限らずですが、ミニシアター系のホラーというジャンルを観ていくと面白いかもしれないですね。

3月25日(木)22:45~「アメリ」

石田:やはりなんと言ってもオドレイ・トトゥさんのかわいさですよね。それに尽きます。そのための映画だと思うし、それでいいんじゃないかなと。そのためにここまで監督が作り込んでいて、彼女は幸せな女優ですよね。

斎藤:僕が大好きだった渋谷のシネマライズという映画館を代表する1本だったと思います。「アメリ」は女性に支持された映画なのかなと思いますが、20年以上経っても、映像のかわいらしさは全然色あせていないですね。

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