今回のツアーでは、普通だったらちょっとくどいかなってぐらいに曲の説明をしてる。「この時期はライムスターにとってこういう時期で、だからこういう曲を作ったんだ」って。このツアーは絶対に「音声解説」が必要なんだよ。でも、ガチガチになりすぎないように合間に旅日記やJINのコーナーを入れてる。固まりすぎないようにするのが本当に難しくて。同じことをどうやって違う表現で言うかってこともあるから、「その表現は初めて出たね！」みたいなことはいまも続いてる。たぶん、Dは半分意識的に話を脱線させたり止めたりしてるんだと思う。放っておいたら俺がぜんぶ進めちゃうからさ。それで「そんなことやってる場合じゃないんだよ！」って漫才的な展開になるという。あれは必要な停滞、必要な寄り道なんだよ。

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