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「半径1メートルの君」豆原一成が「今後も役者を」と意気込む、白石聖は現場に安心感

ナタリー

21/3/15(月) 22:21

「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」舞台挨拶の様子。左から豆原一成、白石聖、後藤淳平、福徳秀介、山内大典。

「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」の舞台挨拶が本日3月15日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催され、キャストの豆原一成(JO1)、白石聖、後藤淳平(ジャルジャル)、脚本を担当した福徳秀介(ジャルジャル)、監督の山内大典が登壇した。

本作は“心の濃厚接触”をテーマに、ハートフルな約10分のショートストーリー8本で構成されたオムニバス映画。「本日は、お日柄もよく」でストーカーの学生・浅田弘樹を演じた豆原は、完成作を観た感想を「恥ずかしいという気持ちしかなかったです」と漏らしつつ、「初めての演技をたくさんの人に観ていただいて、すごく光栄です」とはにかんだ。山内は本読みを振り返り、「打てば響くというか、ニュアンスでお願いしてもすぐにいいものが返ってくる。期待以上のものが出てきてびっくりしました」と演技をたたえて豆原を恐縮させる。続けて豆原は、岡村隆史(ナインティナイン)との現場を回想。「僕が人見知りなのでがっつりと2人でお話しすることはできなかったのですが、メイク中などにJO1の活動について聞いてくれて、優しかったです」と話した。

続いて「まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい」でカフェの店主・しおりを演じた白石、服屋の店主・本田に扮した後藤がマイクを握る。白石は「8つの作品すべて違う切り口で、魅力的でした。半日ぐらいでの撮影だったんですが……」と言うと、後藤は「5時間です。監督はものすごいテキパキしてましたね。絶対に時間を押すことができないんだなと感じました」と裏話を明かして笑いを誘う。白石が「以前監督とご一緒したときもテキパキされていて。現場の空気感もよくて、すごく安心感のある組だと思っています」と笑うと、山内は「いろいろあって現場スタッフの人数が半分になったんです。でもやるしかないと。お二人じゃなかったら成立しなかったと本当に思います」と労いと感謝の思いを伝えた。

また、「まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい」の脚本を手がけた福徳は「照れ臭かったんですけど、ようやく完成作を観ました。お二人の感じがリアルでよかったです」とコメント。隣の後藤から「脚本を超えた?」と尋ねられると「超えた!」と即答し、「白石さんの手の演技がよくて……。あるシーンを何回か巻き戻して5回くらい観ました」と思い入れの深さを垣間見せた。

続いて現場のエピソードを尋ねられた後藤は、小道具に言及。「用意された帽子のつばがちっちゃめだった」と話し、自身の顔が大きく見えているのではないか不安だったと冗談めかして話す。福徳が調子を合わせて「相手役が白石さんと聞いたとき、顔が小さすぎる!と。白石さんより顔の大きい人のほうがいいんじゃないかと……」と言うと、「誰やねん、失礼やろ(笑)」と後藤にツッコまれる場面も。

豆原は、JO1のリーダーである與那城奨を相手に演技の練習をしていたと回想。「奨くんが岡村さんの分のセリフを読んでくれて。岡村さんは関西弁を話す役だったので、ゴリゴリの関西弁でやってくれました」と楽しげに振り返った。そして「今後も役者をやりたいですね」と展望を語る。

ワンシチュエーションという制約で作られた本作。作品について白石は「シーンの切り替えどころがないので、会話のテンポが大事になってくる。そこがほかの作品との違いかな」と説明し、「こういうご時世だからこそ生まれた作品。8本のうち、どれか1つでも心に残れば」と言いイベントを締めくくった。

「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」は全国で公開中。

(c)「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」製作委員会

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