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ゴダールも絶賛、知られざる前衛作家の「Echoes of Silence」特別上映

ナタリー

20/8/5(水) 15:00

「Echoes of Silence」

1960年代に活躍した前衛映画作家ピーター・エマニュエル・ゴールドマンの特別上映が、9月6日に東京・ユーロライブで行なわれる。

1965年に「Echoes of Silence(原題)」を発表し、ジャン=リュック・ゴダールやジョナス・メカスら同時代の監督と批評家に高く評価されたゴールドマン。翌年に手がけた前衛的なセクスプロイテーション映画 「The Sensualist(原題)」は、すでに失われた映画となっている。またアメリカからフランスに渡り、1968年には「Wheel of Ashes(原題)」を監督。その後は映画制作の一線から退き、1983年にレバノン内戦を扱ったドキュメンタリーを発表したのみという知られざる作家だ。

今回の上映会ではニューヨークをさまよう20代の若者たちの悲哀や衝動を捉えた「Echoes of Silence」、1968年のパリを舞台に信仰や愛、世俗的な欲望に揺れる青年を描いた「Wheel of Ashes」がスクリーンに。どちらも日本語字幕付き、Blu-rayでの上映となる。「Wheel of Ashes」上映後には映画批評家の赤坂太輔、ミュージシャンで作家の中原昌也によるトークショーも実施。料金は各作品ともに一律1500円だ。前売り券は当日の2週間前頃からPeatixにて販売される。

かつてゴールドマンを絶賛したゴダール、メカス、作家のスーザン・ソンタグによるコメントは下記の通り。

ジャン=リュック・ゴダール コメント

我々が敬愛するアメリカ映画作家は皆早熟だった。ホークスのキャリアもゴールドマンと同じ年頃に始まった。ゴールドマンはすべて1人でやってのけた……偉大なアメリカ映画作家は増えてゆくだろう。すでにゴールドマンにクラーク、カサヴェテスがいるのだ。

ジョナス・メカス コメント

アンダーグラウンド映画とゴダール映画の長所をもって、友人たちの生活や感覚をシンプルな物語として紡いだ。……「Echoes of Silence」は非常に美しいテーマと形式をそなえた映画だ。

スーザン・ソンタグ コメント

ゴールドマンは近年で最もエキサイティングな新人映画作家だ。
この処女作は驚くほど素晴らしい作品である。

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