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父と自閉症の息子が寄り添う、ニル・ベルグマン監督作「旅立つ息子へ」新カット到着

ナタリー

21/2/16(火) 13:00

「旅立つ息子へ」新場面写真

イスラエル出身のニル・ベルグマンが監督を務めた「旅立つ息子へ」の新場面写真が到着した。

自閉症スペクトラムを抱える息子ウリと、彼に人生を捧げてきた元グラフィックデザイナーの父アハロンの逃避行を映した本作。田舎町でのんびり暮らしていた父子に突然の試練が訪れたことをきっかけに、2人は無謀な旅に出ることになる。「喪が明ける日に」のシャイ・アヴィヴィがアハロンを演じ、新人のノアム・インベルがオーディションを経てウリ役にキャスティングされた。

新カットには父子が魚釣りを楽しむ様子や、ウリがこよなく愛するチャールズ・チャップリンのイラストが写っている。脚本家ダナ・イディシスの自閉症の弟と、彼女の父親をモデルに描かれた本作。実際にダナの弟はチャップリンの映画がお気に入りで、特に「キッド」を繰り返し観ているという。ベルグマンはそのエピソードから着想を得て、「キッド」を本作の重要な要素として取り入れた。彼は「本作との共通点がありますし、あの名作が描く人間性や思いやり、愛情はインスピレーションを与えてくれたと思っています。世界的に愛されている名画が自分の監督作に登場していることは、純粋に幸せだと思っています」と語る。

なお日本チャップリン協会会長の大野裕之は「障がいを持つ子供と、献身的に尽くす父親。いくら愛があっても残酷な現実には勝てない。そんな二人のそばにはいつもチャップリンがいた。人生には、ユーモアがどうしても必要なのだと教えてくれる素敵な作品です」とコメントを寄せた。

「旅立つ息子へ」は3月26日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。

(c)2020 Spiro Films LTD.

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