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F・ワイズマンがボストン市庁舎を撮影、272分の新作ドキュメンタリー11月公開

ナタリー

「ボストン市庁舎」海外版ポスタービジュアル

フレデリック・ワイズマンの監督作「City Hall」が、「ボストン市庁舎」の邦題で11月12日より全国で順次公開される。

本作は「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」などで知られるワイズマンが、生まれ故郷であるボストンの市庁舎にカメラを向けた44作目のドキュメンタリー。ワイズマンが現在も暮らすボストンは、アメリカ東海岸のマサチューセッツ州に位置し、多様な人種・文化が共存する大都市だ。272分にわたって映し出されるのは、警察、消防、保険衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録、ホームレス支援など、数百もの業務を行う市役所の知られざる舞台裏。ワイズマンのカメラは市庁舎の中へ入り込み、職員とともに街のあちこちを興味の赴くままに捉えていく。

フランスの映画批評誌カイエ・デュ・シネマによる2020年ベスト10で1位に輝いた「ボストン市庁舎」は、東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかで公開。10月にオンライン開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021のインターナショナル・コンペティションでの配信も決定している。

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