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大林宣彦監督『海辺の映画館―キネマの玉手箱』公開日が7月31日に決定

CINRA.NET

20/6/4(木) 11:30

©2020「海辺の映画館—キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

大林宣彦監督の映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の公開日が7月31日に決定。劇場パンフレットが完成した。

4月に82歳で逝去した大林宣彦監督の44作目の作品となる同作。広島・尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎え、最終日にオールナイト上映『日本の戦争映画大特集』を鑑賞していた若者3人が突然稲妻の閃光に包まれ、映画の世界にタイムリープし、そこで出会った移動劇団の桜隊を救うべく奔走するというあらすじだ。劇中では戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、原爆投下前夜の広島の様子などが描かれる。出演者は厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子、稲垣吾郎、武田鉄矢、村田雄浩ら。大林宣彦監督が故郷である尾道を舞台にした映画を手掛けるのは約20年ぶり。

4月10日から公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた同作。劇場パンフレットには大林監督が直筆で寄せた「ねぇ、映画で僕らの未来変えて見ようよ――」というメッセージが掲載される。パンフレットの編集は大林監督の娘・大林千茱萸が担当。俳優陣から大林監督へのラブレター45篇や、富田靖子と石田ひかりの初対面となった対談、大林監督の撮影ノート、映画評論家・佐藤忠男による寄稿、大林番記者のコメントなども掲載。また新たな公開日が記されたポスタービジュアルが公開されている。

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