青春高校3年C組が7月29日に2ndシングル「好きです」をリリースすることが決定した。

2018年4月にスタートしたテレビ東京のバラエティ番組「青春高校3年C組」から発展し、今年1月にシングル「君のことをまだ何にも知らない」でメジャーデビューを果たした青春高校3年C組。2ndシングルの表題曲「好きです」はデビュー作と同様に部活動ユニット・アイドル部の13人が歌う秋元康書き下ろしの新曲で、クラスメイトに会えなくなる夏休み前のもどかしい思いがコロナ禍の現状と重なるように描かれた切ない青春ソングに仕上がっている。

6月15日（月）深夜に放送された「青春高校3年C組」最新回では「好きです」のミュージックビデオ制作過程がドキュメンタリータッチで紹介され、最後にMV本編も初公開された。MVは数々のアーティストやアイドルの映像を手がけるZUMI監督協力のもと、デビュー曲に引き続き、テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーが監督を務めることに。番組も春からリモート収録となり、3Cの生徒たちは会えない時間が長く続いているが、佐久間は「“逢えない”を“好きな人たちに逢いたい”に変換するようなエモーショナルなMVにしたい」とMVもリモートで撮影することを宣言する。しかし、ここには生徒たちに秘密の“ドッキリ”が。「生徒たちが会えなくなって2カ月、ひさびさの再会シーンをドッキリで撮影し、ひさしぶりに会えた瞬間のリアルな表情をMVに落とし込みたい」と、緊急事態宣言明けのロケ撮影で、バラエティの手法を活用したサプライズ企画が行われた。

アイドル部13人は当日までロケ地を知らされず、最寄駅から1人ずつスタッフが現場まで連れてくるという徹底ぶりで個別の撮影が進む。1人きりで寂しく撮影を行っていると、そこに別のメンバーが現れる。事情を知らない生徒たちは突然の再会に本気で驚いたりうれし涙を流したりと、それぞれ新鮮なリアクションを見せた。MVには13人それぞれのリアルな表情が収められている。ドッキリの洗礼を受けたアイドル部は最後に全員で中庭に合流し、ラストのダンスシーン撮影に挑んだ。完成した「好きです」のMVは放送終了後、3CのYouTube公式チャンネルにアップされている。

「好きです」のセンターはデビュー曲に引き続き頓知気さきなが担当。フォーメーションも前作同様となっており、頓知気は番組内で「同じフォーメーションでどれだけ違った一面を見せられるか」と意気込みを語った。シングルにはアイドル部が歌う表題曲のほか、男子アイドル部、ダンス＆ボーカル部、軽音部による新曲も収録される。

「青春高校3年C組」学年主任 日村勇紀（バナナマン）、担任 三四郎 コメント

「好きです」MVについて

日村勇紀（バナナマン）
今だからこそ誰かを想うと思うんだよね。みんなこの曲聞くことによって…。あの人に会いたいなとか。それが親かもしれないし、恋人かもしれないしという感じの曲だと思います。放課後に女子が教室のカーテンに包まりながらサッカー部を見てるとかこういうのありそうだよね…。我々にはこういう経験ないけど。何かに当てはめてみると「会いたいなー」とか思います。

小宮浩信（三四郎）
やっぱり会えない、けど会える。そういった部分はすごく感情移入できますね。ダイレクトな題名なんですけど、創造欲をかき立てますね。告白の時なのかな？とか色々ね！

相田周二（三四郎）
曲がとにかく素晴らしい！ MVはリアリティーがあるのでいくらでも見ていられますね。メンバーそれぞれ踊り方が違いましたよね。それぞれ色が出ているので細かいところを見るのも、このMVを見る楽しみのポイントですね。

生徒へのコメント

日村勇紀（バナナマン）
今回の新曲「好きです」は、会いたいけど会えないをテーマにしている曲です。番組も夕方シリーズから入れて3年目になり、毎週会っていたのに会えなくなって、ようやく今回会えたという部分も含めて、この曲は僕も三四郎も含めた、僕たちみんなの曲といってもおかしくない。「好きです」のメンバーにいつでも入れるように、家でダンスの練習して、仕上げておきます。とにかく頑張ってください！ 早くみんない会いたいです！

小宮浩信（三四郎）
自粛期間中さみしかったかもしれないですけど、会ってMVが完成したという事で、いつかライブなどで僕らやファンの方たちを楽しませてくれる日を心待ちにしています。僕らもライブで泣きたいですよね。意外と泣けます。泣かないかなと思いますが、僕泣けます！

相田周二（三四郎）
ライブなどで見たいですね。自粛前みたいにどこかのライブや、舞台に立ってほしい・・・テレビにも出れるんじゃないですか？ 素晴らしい曲を貰ったので後は皆さんが100％まで完成させてテレビの前の皆さんにお届けできるように頑張ってください！

青春高校3年C組「好きです」MV監督 佐久間宣行プロデューサー コメント

当初予定していた深夜ドラマにその主題歌、全てが白紙になって全員が自宅に篭る日々。会うことすらできない。
そんな時に不意に届いたこの新曲には、天才秋元康の本気が篭ってる気がしました。
この曲を、なんとか生徒たちの気持ちと今のリアルとが噛み合う形で世に出したかった。とてもトリッキーで保険のない企画でしたが、幸せな形に成就できたと思います。大事な人に会いたくなる曲です。ぜひMV、ご覧ください！