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戸田恵梨香、『スカーレット』クランクアップ! 「財産となる時間を過ごすことができました」

リアルサウンド

20/2/29(土) 20:45

 NHKの連続テレビ小説『スカーレット』の主演を務める戸田恵梨香が、本日2月29日にクランクアップを迎えた。

参考:『スカーレット』の“生々しさ”はいかにして生まれた? 制作統括&チーフ演出が語る制作の意図

 本作は、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)が、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく波乱万丈の物語。3月2日からの第22週では、喜美子の息子・武志(伊藤健太郎)が命にかかわる病気に罹り、医師・大崎(稲垣吾郎)が登場するなど、物語は最終幕へと突入していく。

 およそ11カ月にわたる撮影を終えた戸田、制作統括の内田ゆきより、下記のコメントが寄せられた。

コメント
●戸田恵梨香(川原喜美子役)
やりきりました。役を生きられたなと感じる作品が今までいくつかありましたが、喜美子という女性を生きることにまったく違和感がなく、無理がなくて、自然と家族と一緒に年を取ることができました。『スカーレット』は日常の小さな幸せがとてつもなく幸せなんだというテーマで描いていました。私自身も幸せで、撮影の約1年間が日常となっていました。その日常があしたからなくなると考えると不思議な感覚です。いまだに終わったなという感覚がありません。あすあさってもこの場所にいそうなほどです。自分にとって財産となる時間を過ごすことができました。笑顔で支えてくれたスタッフのみなさんに感謝です。
作品としては、喜美子に試練が続きます。けれど、本気で自分の人生を生きているひとりの女性の姿を通して、多くの人たちに力を渡せる作品になると思うので、力強い喜美子を見守ってもらえたらいいなと思います。「しあわせのかたち」っていうのは人それぞれ。喜美子が出すその答えを、楽しみに見てもらえたらいいなと思います。

●内田ゆき(制作統括)
戸田恵梨香さんのがんばりと作品や主人公・川原喜美子に寄せていただいた大きな愛情に心
から感謝しています。喜美ちゃんを戸田恵梨香さんに演じていただき、心から良かったと感じています。陶芸は、自分の中の思いが指を、手を伝い、土に伝わって作品となりますが、炎の中でまたその姿を変えて、最後に思いがけない物ができたりします。それが人生と重なるところが大きいと感じていて、ぜひ、喜美子と喜美子を取り巻く人々が表現してくれると良いなと思ってこの企画を立ち上げました。その思いをかなえていただいた戸田さん、共演者やスタッフの皆さんに感謝の思いしかありません。あと1カ月、最後まで喜美子の人生をご一緒に見守っていただければと思います。

(リアルサウンド編集部)

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