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「誰がハマーショルドを殺したか」監督コメント到着、原田龍二や丸山ゴンザレスも絶賛

ナタリー

20/7/16(木) 18:00

「誰がハマーショルドを殺したか」新場面写真

「誰がハマーショルドを殺したか」より、監督を務めたマッツ・ブリュガーのコメントが到着した。

本作は第2代国連事務総長ダグ・ハマーショルドの死の真相と秘密組織の陰謀に迫ったドキュメンタリー。暗殺説がささやかれていた1961年の国連チャーター機墜落事故の謎に、デンマーク人ジャーナリストのブリュガーと、調査員ヨーラン・ビョークダールが挑むさまが映し出される。

断固として明かされないような謎に惹かれると話すブリュガーは「スパイ小説と冷戦に関するすべてのものに執着している」とコメント。「だからもちろん、国連事務総長ダグ・ハマーショルドの死は私のすべてのボタンを押していた」と製作のきっかけを述懐した。

日本のカルチャーからも影響を受けているというブリュガー。「とにかく私は熱心な読者で、スパイスリラーや探偵小説が好き。お気に入りのいくつかは日本人のもので、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』、横山秀夫の『64(ロクヨン)』も好きです。読書は私の映画制作に影響を与えており、アイデアの多くは本に関係しています」と話している。

またこのたび、原田龍二、ジャーナリストの丸山ゴンザレス、作家の荒俣宏からもコメントが寄せられた。詳細は下記の通り。

「誰がハマーショルドを殺したか」は、7月18日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。

原田龍二(俳優・ミステリーチェイサー)コメント

終わりを知らない愚かな欲望と人種差別の深い闇の恐怖。
唯一の救いは、巨大なミステリーの大海原を突き進みながら、
真実を追い求めるジャーナリズム精神の勇敢さだ。

丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)コメント

マッツ・ブリュガーが、ジャーナリストであり作家・監督という立場から
オチをつけてまとめることに苦心するあたりは、私も同じことを何度となく経験してきたので、激しく同意。
「俺だったらどうする?」と問いかけ、「どうまとめるのか」という目線になっていた。実に面白かった。

荒俣宏(作家)コメント

この気味悪い落差は、何なのだ? 
一介の映画監督に解決できるわけがない話が迷走しだす後半、
とつじょ頭の中でアラ-トが鳴りだし、武装隊に映画館が包囲されるような、ナマの危険を感じるのは。

黒井文太郎(ジャーナリスト)コメント

歴史の闇を追うドキュメンタリーだが、同時にスリリングなミステリーで、バディものロードムービーでもある。
謎は謎を呼び、新情報もまた謎を呼ぶ。最後まで引き込まれた!

(協力:TBSキャスティング)

高野秀行(ノンフィクション作家)コメント

史上最強規模の陰謀論!
謎を一つ解くごとにもっと大きい別の謎が浮かび上がる構成、
バラバラのピースが予想外の方角からハマっていく展開に興奮。

石井孝明(ジャーナリスト)コメント

国連事務総長の暗殺──。
マッツ・ブリュガー監督の丹念な取材で60年前の衝撃的な事件の謎が次々明らかにされる。
諜報機関、傭兵、多国籍企業などの不気味な集団の影が緊迫感のある演出の末に現れる。
そして犯人を名指しするが、大変説得力がある。観客は、国際政治の闇の深さを知るはずだ。

大野和基(ジャーナリスト)コメント

映画の中に出てくる“Black is white. White is black.”という発想こそがまさに諜報活動の発想で、
一般社会の倫理や法律とは真逆のことをしてもそれがノーマルな諜報活動である。
逆に言うとそれがノーマルであると感じることができない人は諜報部で活動することはできない。
要人暗殺は諜報活動の重要なミッションであり、常套手段は事故に見せかけて殺害することだ。

(c)2019 Wingman Media ApS, Piraya Film AS and Laika Film & Television AB

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