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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

遠山正道×鈴木芳雄「今日もアートの話をしよう」

今日はクリエーションの話をしよう

月2回連載

第21回

19/7/5(金)

鈴木 今日は特別ゲストに、遠山さんともお仕事を数多く一緒にされている、クリエイティブユニット「KIGI」の植原亮輔さん、渡邉良重さんをお迎えしました。まずは遠山さんとお二人の出会いを聞きたいんだけど。

遠山 仕事っていうと、2008年のJALハワイ便の機内食のデザインからだよね?

植原 そうですね。プレゼンの時に、ハワイまでラフを持って行ったんですよ(笑)。

遠山 そうだった(笑)。JALと共同で「ON THE SHIP」というブランドを立ち上げて、それでJALハワイ便の機内食を手がけることになって。それまでスマイルズっていう会社は手弁当というか、Soup Stock Tokyoのロゴマークを私がデザインしたというのもあり、自分たちでやると楽しいから設計とかデザインとかを自前でやる、そこを外に出したらもったいないでしょって思ってたわけ(笑)。

一同 (笑)。

鈴木 そんな中で、どうしてKIGIさんにお願いすることになったわけ?

遠山 ウチはただ納品するだけの会社ではないから、いろいろ考えていろいろしたくなっちゃうわけ。それでもう少しトレイシートとか、容器とか、全体のバランスやコンセプトにもこだわりたいって思って。そしたら内部じゃなくて、外部に頼むのも面白いんじゃないかなって。で、植原さんはファッションブランドのTHEATRE PRODUCTSのアートディレクションを手がけられてるんだけど、そういうところで存在は知ってた。

植原 THEATRE PRODUCTSのコレクションに遠山さんが来た時に僕がいて、そこで初めて名刺交換したんですよ。で、その10日後ぐらいに電話がかかってきて、“ちょっと会いませんか?”って。それで会いに行ったのが仕事としての最初ですね。

遠山 そうだった、そうだった。

渡邉 私、その時のことですごく覚えていることがあって。私はそのコレクションに行けなかったんですけど、ウエさん(植原)が帰ってきてすぐに“良い顔の人に会ったんだよ”って言ったんです(笑)。

遠山 それ絶対に対談の中に入れてね(笑)。

鈴木 太字で強調するぐらいに入れないと(笑)。

一同 (笑)。

渡邉 それぐらいすごく印象に残ったみたいで。だから私もすごく印象に残ってて、会ってみたいなって。

遠山 実は僕もウエさんの独特な世界観っていうのかな、かなり印象に残ったんだよね。すごくカッコよくて、センスが物を言う業界の中で、さすがのセンスの良さだなって。しかもそのコレクションもすごい作り込んでてカッコよかったのよ。

鈴木 どんなコレクションだったの?

遠山 スタジオで撮影しているっていう体のコレクションだったよね?

植原 そうそう。

遠山 だからいわゆるクリエイションの現場そのものをショーにしている。そういう場に一般の人が初めて介入するというような仕立てのコレクションだった。すごく面白くて。

鈴木 そういう印象を得て、仕事を頼むことになったんだ。

遠山 うん。それで全体のトータルデザインをお願いすることにしたわけ。「ON THE SHIP」のロゴも作ってもらおうって。当時ウチの会社もバタバタしてきて、自分たちで賄えない部分が出てきてた。それでやっぱり外部にもお願いしようと。で、出てきたデザイン見て、「やっぱりプロは全然違うわ! さすがやなあ!」って、ウチのクリエイティブのスタッフともすごく驚いて、すぐにお願いさせてもらった。

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