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ルイ・アームストロングの魅力が明らかに 『アメリカン・ミュージック・ジャーニー』特別映像

リアルサウンド

18/11/6(火) 15:00

 11月16日公開の映画『アメリカン・ミュージック・ジャーニー』より、シンガーソングライターのアロー・ブラックがジャズミュージシャンであるルイ・アームストロングの魅力を語るインタビュー映像が公開された。

 参考:動画はこちら

 本作は、1人のミュージシャンがアメリカ音楽のルーツを探り、新たな歌が出来るまでの軌跡を描いた、全米を旅する音楽ドキュメンタリー。ブラックが、歴史のある多様な音楽スタイルを学ぶためにロサンゼルスを出発し、ニューヨーク、シカゴ、ニューオーリンズ、マイアミなどアメリカ音楽が生まれた全米各地の街を巡り、新たな歌を完成させていく。

 ブラックは、アメリカ音楽における最重要人物ともいえる2人のレジェンド、ルイ・アームストロングとエルヴィス・プレスリーの足跡をたどり、『ジ・イン・クラウド』が全米で大ヒットを記録したジャズピアニストのラムゼイ・ルイス、全世界で1億枚セールスを記録、7度のグラミー賞受賞を誇るラテン・ポップの女王グロリア・エステファンなど名だたるミュージシャンや友人たちと出会い、絆を深め、音楽の持つ計り知れない力を感じていく。

 今回公開された特別映像では、グラミー賞ノミネート経験を持つブラックが、自身の“スーパーヒーロー”はアームストロングしかいないと断言し、アームストロングの魅力を解説する。ブラックが「ルイ・アームストロングのような偉人は、人間性を示すために才能と個性を使った人々です」と語り、アームストロングへの敬意を示す姿が映し出されている。また、アローは「もし歴史を書き換えてジャズの時代を削除したら、我々はいまだに暗黒の時代にいたかもれしれません」と、アメリカ社会での“ジャズ”という音楽ジャンルの重要性についても触れている。

 19世紀から20世紀という変わり目に、奴隷の孫としてアームストロングはニューオーリンズに生まれた。アローは「アームストロングは音楽によるアメリカ大使でした。ただし、アメリカに対する黒人側の大使です」と語っており、奴隷制度がまだ残るアメリカでジャズに革命を起こし、20世紀における最も影響を与えた音楽家であると同時に、奴隷制度撤廃にも一役買った存在と言える。なお、グレッグ・マクギリブレイ監督は、アメリカ音楽を辿る上でアームストロングを描かなければ本作は完成しなかったと明言している。 (リアルサウンド編集部)

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