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BBHF、いつか同じ場所で音楽を楽しむための1歩目として届けた無観客配信ライブ

ナタリー

20/6/25(木) 23:10

BBHF「mugifumi ONLINE」の様子。

BBHFが6月19日に無観客の北海道・cube gardenで有料配信ライブ「mugifumi ONLINE」を行った。

本来ならば5月27日に2枚組のニューアルバム「BBHF1 -南下する青年-」をリリースし、6月4日から6月19日にかけて福岡、岡山、愛知、大阪、東京、地元・北海道で全国ツアー「mugifumi TOUR」を行う予定だったBBHF。春から夏にかけては「VIVA LA ROCK 2020」「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2020」「RUSH BALL☆R」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020」といったイベントへの出演も決定していた。新型コロナウイルス感染拡大の影響によりアルバムリリースやイベント出演の予定はキャンセルとなったが、BBHFはツアーファイナルが開催されるはずだった6月19日のcube gardenから世界にライブを配信。9月2日に発売延期となったニューアルバムの収録曲を含む全12曲を披露した。

配信がスタートすると、アンビエントなインストゥルメンタルに乗せて、カメラは会場への機材搬入から物販ブースを準備するまでの様子を淡々と追っていき、視聴者はたった1人のオーディエンスとしてフロアに導かれる。そしてステージには尾崎雄貴(Vo, G)、尾崎和樹(Dr)、佐孝仁司(B)、サポートメンバーの岩井郁人(Key)の4人が登場。DAIKI(G)は東京からリモート参加し、ステージに立てられたビジョンの中でまったく違和感なく音を重ねていく。1曲目「ウクライナ」の演奏が終わると、尾崎雄貴は目の前にいる1人の相手に語りかけるように小さな声で「ありがとう」とつぶやいた。

会場のスタッフは精巧に組み立てられたBBHFの楽曲の持つ繊細さを損なわずにライブハウスの空間で開放感を伴って響かせ、ニュアンスに富んだ照明でステージ上をときに温かく、ときにひんやりと包み込む。本番のライブとまったく同じ熱量が注ぎ込まれた配信ライブは単なる疑似体験を超えるものへと昇華されていく。先行配信された「リテイク」をはじめ「Siva」「僕らの生活」といったニューアルバム「BBHF1 -南下する青年-」収録曲が続けて演奏された中盤では、作品を手にする前の多くの視聴者に楽曲の持つ力を実感させた。

フロアに設置された別ステージでグリーンバックを背景にして演奏された「We’ll Be OK」ではDAIKIに加えて、POP ETCのクリストファー・チュウもアメリカ・ロサンゼルスからリモート参加。グリーンバックに映し出されたクリストファーは、マルチプレイヤーとして分身しながら札幌にいる4人や東京から参加するDAIKIとステージで1つに溶け合っていった。

耳には聞こえない視聴者の求めに応じて始まったアンコールでは、尾崎雄貴が「まず僕らの一歩目として、このcube gardenで、無観客とはいえしっかり照明もあって、自分たちの演奏をステージに立って見せるということをやりたかった。確実に僕はいつか……状況が戻るとは思えないんですけど、新しい形で僕らが直に会って、一緒に同じ空間で音楽を楽しめるときが絶対にくると思っているので。まずその先駆け、1歩目として、この無観客ライブを今回やりました」とライブに込めた思いを語る。そしてBBHFは「黄金」と「なにもしらない」を熱演。ライブが終わると、主観カメラによる映像は物販ブースに立ち寄り、開かれたライブハウスの扉を抜けて札幌の夜の薄暗い闇へ放たれた。

なおイープラスでは6月28日22:00まで本公演のチケットが販売されており、同日23:59までアーカイブが視聴できる。

BBHF「mugifumi ONLINE」

2020年6月19日 cube garden セットリスト

01. ウクライナ
02. ライカ
03. Torch
04. リテイク
05. Siva
06. 僕らの生活
07. We'll Be OK
08. 真夜中のダンス
09. かけあがって
10. 涙の階段
<アンコール>
11. 黄金
12. なにもしらない

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