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『ニッポンノワール』矢本悠馬が更に物語をかき乱す 第2部開幕で明らかになった“人体実験”の謎 

リアルサウンド

19/11/18(月) 11:00

 賀来賢人が主演を務めるドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』(日本テレビ系)が、11月17日放送の第6話で第2部に突入した。

参考:『ニッポンノワール』広末涼子が衝撃の告白 第1部完結も“ニッポンノワール”の謎は増すばかり

 第6話は、冒頭から何者かが今回の事件を清春(賀来賢人)をメインにパソコンへタイピングする形式で物事が語られていく。第6話のエンディングで登場するのがフリーライターの咲良(夏帆)であることから、事件終了後に彼女が今回の事件を執筆している未来が想像される。

 その第6話のラストに打ち出されるのが、「第2部、覚醒編 開幕ーー。」。清春がニッポンノワールのガスマスクの男からNNの画像を見せられ、薫(広末涼子)との記憶の断片を思い出すという流れが毎話恒例となってきているが、「克喜(田野井健)は人体実験を受けたの」という衝撃の事実を清春は思い出す。

 薫の新たな証言は、「克喜はニッポンノワールの極秘プロジェクトの犠牲になった。克喜はもともとあんな大人しい子じゃなかったの。手がつけられないくらい気性が激しくて、それがたった2週間で別人のようになった」というもの。警察病院の地下に存在するニッポンノワールの実験場で、清春は銃弾をも恐れぬ謎の工作員たちを目の当たりにする。実験の被験者となってしまった結果だ。ここで気になるのが、清春の記憶喪失の真相についてだ。3カ月前までの記憶が抜け落ちているという清春。相棒としてともに地下に潜入し、ガスマスクの男との死闘の果てに瀕死の状態となる才門(井浦新)は、清春にそもそも記憶喪失なのかも怪しいと話す。克喜が常備薬として薫からもらっていたのは、認可が下りていない劇薬。清春にも同じく定期的に飲んでいる“ガソリン”こと栄養ドリンクがあり、それを渡しているのは喫茶店「bonnaro」のマスターで元刑事の深水(笹野高史)だ。

 深水は、南武(北村一輝)の息子がグレて家出をしていることを名越(工藤阿須加)らの前で吐かせ、南武との明らかな対立関係を見せていた。現在、最もニッポンノワールと繋がりのある人物として間違いないのは、薫の父親で元警察庁長官の政明(大和田伸也)。権力で牛耳られた警察の闇、日本の闇が透けて見えてくる。第1話冒頭の清春が目覚めるまでのフラッシュバックは、物語を紐解く重要なヒントであるが、その一つに新聞紙が一面で報じている「新型インフル感染拡大」の記事がある。今回明らかになったニッポンノワールによる人体実験と、新聞の報道は無関係とは言い難く、今後この2つが繋がっていくのではないかと推測する。しかし、誰が10億円強奪事件の強盗団を殺したのか、誰が碓氷薫を殺したのか、という事件の核心を突く真実は未だベールに包まれたままだ。

 第6話では、清春の蘇る記憶とともにお馴染みとなりつつある、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)のキャストが登場。中でも重要な鍵を握るのが、3年A組の生徒で、リーダー的な存在を担った甲斐隼人(片寄涼太)だ。清春と克喜を一時的に匿うだけでなく、警察病院に広がる地下組織へと導く人物となる。『3年A組』では、担任の柊一颯(菅田将暉)に怒鳴り散らす印象が強かったが、今回は甲斐軍団の一員だった石倉光多(佐久本宝)とダンス練習に励み、克喜に優しく話しかける姿も。

さらに、第6話から新たに登場したキャラクターが、清春と同期の公安部刑事・眞木(矢本悠馬)。才門は眞木を見て、「公安部の本気」と彼の異常性を表すが、矢本悠馬史上、最も狂気的と言える役柄。才門や名越など、ド派手なキャラは多くいるが、群を抜いて“クレイジー”な人物が『ニッポンノワール』を掻き回していきそうだ。

 克喜の全てと清春のことが分かるというUSB、そして「遊佐清春、覚醒まで残り34日」という文字とともに物語は、第7話へ。これまでと違って、予告には物語の手掛かりは少なく、南武の「もう克喜だけの問題じゃねぇんだよ。この国の在り方が大きく変わんだよ」というセリフがフィーチャーされている。タイトルは「極秘地下組織」。克喜を巡り、事態は大きく動きだす。(渡辺彰浩)

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