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THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 春の特別編(OFF編) 休みの日のRIKUは何をしている?

ナタリー

21/4/23(金) 11:00

RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)

THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル・RIKUさんの連載「音楽大陸」春の特別編ではRIKUさんの単独インタビューを掲載中。ON編ではライブにかける思いを聞き、OFF編ではRIKUさんのOFFの日の過ごし方を教えてもらいました。「もし1週間休暇があったら何をする?」という質問には、海外旅行を挙げたRIKUさん。旅行先について話を聞く中で出てきたのは、ひとりっ子のRIKUさんを大切に育ててくれた両親への感謝の思いでした。

記事の最後にはグループでの活動がない“OFFの日”のRIKUさんに密着した20分超えのVlog「OFFのRIKU」を掲載。目黒川に集合し、中目黒近辺を散策したあと、ルーティーンであるキックボクシングジム・EXFIGHTでトレーニングを受ける様子を映像で紹介します。

取材・文 / 清本千尋 撮影 / 曽我美芽

得意料理はオムライス

──オフの日は家で何をしていることが多いですか?

料理をしているか、ピアノの練習をしているか、弾き語りの動画を撮っているか、YouTubeを観ているか、Netflixで韓国ドラマを観ているか……ですかね。

──RIKUさんは自炊派で「音楽大陸」の近況報告でもたまに“減量メシ”の写真を掲載していますよね。得意料理はなんですか?

オムライスです! ケチャップライスをきれいに玉子で包んだオムライスを作ってみたくて、料理上手な劇団EXILEの小澤(雄太)さんにアドバイスをもらって。

──RIKUさんはふわとろ派ではなく、昔ながらのオムライス派なんですね。

いや、一番好きなのはふわとろでビーフシチューがかかったやつですね。昔ながらの喫茶店で出てきそうな、玉子でケチャップライスをきっちり包んだものが基本だと思ったのでまずはそれを練習して。今はふわとろな玉子のオムライスを作れるように練習しているんですけど、YouTubeを観ていたら「ドレス風オムライス」っていうとろとろのやつも見付けて気になっています。失敗しても食べるのは自分なので、「こんな隠し味を入れたらどうかな?」とかいろいろ試してますね。

──オムライスのほかに何か最近作ったものはありますか?

節分にいろんな具材を入れた恵方巻きを作って、恵方を向いて無言で食べました。ネットでレシピを見ながらいろいろ料理を楽しんでますね。どうしても技術が必要なものは小澤さんに聞いたりして。玉子が上手にできなかったんでアドバイスをもらって。今は、料理だけじゃなくて人に勧められたものをいろいろやってみたくて、マネージャーさんにおすすめしてもらった韓国ドラマを観て、その影響でヤンニョムチキンを作って、チャミスルを飲みながら食べた日もありました。

──RIKUさんは英語の勉強もしていましたよね。それも続いていますか?

もちろん。それなりに会話をできるようになってきたので、英語をしゃべれる後輩と英語で話すこともあります。「RIKUさん、かなり英語がしゃべれるようになりましたね」と言われたときはうれしかったです。

2、30テイクは撮るんですよ

──YouTubeやNetflixをよく観るという話もありましたが、私は一旦韓国ドラマなどを観始めると続きが気になってほかのことができなくなってしまいます。RIKUさんはそういうことはないですか?

YouTubeやNetflixを観ながら何かをすることはあまりなくて、基本的にやるべきことをすべて終えたうえで観るようにしています。それこそ丸々1日スケジュールが空いているときは、午前中にトレーニングをしにジムへ行って、帰ってきてお昼を食べてから弾き語り動画「RIKUのMUSIC TIMES」のネタ作りをして、夕方頃に買い出しに行って早めに夕飯を作り始めるんです。あとはもう寝るだけになってから動画を観て、そのまま寝落ちします(笑)。

──見習います。ちなみに「RIKUのMUSIC TIMES」のネタ作りにはどれくらい時間がかかるんですか?

2、3時間ぐらいですかね。曲を決めてある程度お見せできるレベルにするのに練習が必要なのと、一切加工編集をせずに公開するという僕のポリシーがあるので、ちゃんとしたテイクが撮れるまでぶっ続けでやるんです。1曲に対して2、30テイクは撮るんですよ。その中で一番よかったものを公開するようにしています。

──30テイク! すごいですね。カバーするときは基本的に全部耳コピなんですか?

基本は耳コピですね。コードがわからないときはネットで調べてそこを起点に弾くようにしています。最近は、アップテンポなダンスミュージックをアコースティックアレンジでやったら面白いんじゃないかなと思っていろいろ試してるんですよ。逆もしかりで、スローバラードをテンポを上げて歌ったら面白いかな?とか、そういうことを考えていろいろやってますね。音楽ってそうやって楽しむものだと思うので、オリジナルをリスペクトしつつ、いろんな形でいい曲を届けられたらと思っています。

──家で音楽は聴きますか?

家では基本歌がないトラックだけのものを聴くことが多いです。ジャンルとしてはR&Bやソウルが多いです。最近の曲をチェックしておきたいので、R&Bのヒット曲のプレイリストを流すときもありますね。

──スピーカーにこだわりはありますか?

スピーカーも持ってるんですけど、基本的にテレビでプレイリストを検索してそのままテレビのスピーカーで聴くことが多いです。あと好きなバラエティの録画を観て「もし僕だったらこういうコメントするな」とか考えてます(笑)。

──バラエティといえば、先日RIKUさんは「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)にゲスト出演していましたよね。体を張った企画にも進んで参加していて大活躍でした。

THE RAMPAGEからLIKIYAさん、陣くん、(川村)壱馬、(吉野)北人と僕の5人で出たんですけど、パンストをかぶる企画は打ち合わせの時点で陣くんと2人で行こうと決めました。芸人さんたちは「EXILE TRIBEなんだからそんなことやらなくていいよ!」って言ってくれるんですけど、僕としては「いやいや、EXILE TRIBEだってやりますよ」という気持ちなんですよね。僕が素敵だなと思う人はみんないい意味でNGがない人たちなので、僕もそうなりたくてやりました。どんなことでも、その行動に至るまでのプロセスや思いがあるのであれば、多少失敗してもいいんじゃないかなと思ってるんですよ。

──RIKUさんは「音楽大陸」の取材でも「なんでもやります。NGはないです」とよくおっしゃっていますが、苦手なものってありますか?

うーん……おばけは怖いです。それ以外だとNGはないかな。例えばゲテモノを食べてと言われたら、その姿を見て笑ってくれる人がいるのであれば喜んでやります。それをやって傷付く人がいないなら、なんでもチャレンジしてみるべきだと思っています。

また相方とニューヨークに行きたい

──「OFF編」ということで、もし1週間休暇があったらやりたいことや行きたい場所はありますか?

今は難しいですけど、また自由に移動できる世の中になったら海外に行きたいですね。行きたい国はシンガポール、バリ、スペイン、ニューヨーク。シンガポールで夜景のきれいな場所に行ったり、マーライオンを見てみたり、いろいろ観光したいです。

──最初にシンガポールが出てきましたが、なぜシンガポールに?

自分の叔父がシンガポールに単身赴任していたことがあって、子供の頃からよくシンガポールの話を聞かされていたんです。まだ行ったことはないんですけど、いつか行ってみたい場所の1つなんですよね。バリはスタッフさんに教えてもらったんですけど、泊まれる水上コテージがあって。そのコテージには天窓があって、寝転ぶと満点の星空が見えるらしいんですよ。

──スペインはサッカーが盛んな街ですもんね。

はい。言葉は通じなくてもサッカーボール1つで誰とでも友達になれる国だと思うので、行ってみたいなって。ドリブルしながら街を歩いたら、声をかけてくれる人もきっといると思いますし、スペイン料理が大好きなので、本場のスペイン料理を食べてみたい。

──ニューヨークは2017年に川村壱馬さん、吉野北人さんと一緒に旅した思い出の場所ですね。その様子を追ったMUSIC ON! TVの番組「今、僕たちがニューヨークでやりたいこと。~3Vocals/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE~」では、オープンマイクに挑戦したり、現地で楽曲制作、レコーディングをする3人の姿がありました。

クラブやバーで飛び入りで歌ったときのことが忘れられないんですよ。厳しい反応もあればカッコいいと言ってもらうこともあったんですけど、あのときから成長した僕の姿を現地の人たちに観てもらいたい。相方2人を連れてまた行くのもいいですし、何人かパフォーマーを連れて行って歌とダンスで魅せるのもいいなと思いました。ニューヨークは憧れのアポロシアターもある場所なので、また必ず行きたいです。

──ニューヨークはメンバーとまた訪れたい場所なんですね。それ以外の国には誰と一緒に行きたいですか?

1人で行ってみるのもいいなと思いますね。あとは家族や地元の友達と出かけるのもいいかもしれないです。

大事に育ててくれた両親への思い

──RIKUさんはもともと旅行好きなんですか?

好きなんですけど、最後にちゃんと旅行に行ったのは小学生のときなんです。

──中学生以降は部活などもありますもんね。

そうですね。全然連休がなくて。中1から高校を卒業するまでは毎週土曜日も学校があったし、日曜日はサッカーの練習だしで、常に学校を中心に動いていて。あと、うちは裕福な家じゃなかったんで、家族での旅行もあまりしたことがないんですよ。私立の高校も無理して通わせてくれていたくらいで。

──そうだったんですか。

子供ながらに自分の家が裕福じゃないと気付いたきっかけがあったんです。成長期ってごはんをたくさん食べるじゃないですか。その頃に母親から「ごはんの量もう少し抑えられないかな?」と言われたことがあって。親が子供にごはんの量を控えろと言うのって、かなり勇気がいることだと思うんですね。それで自分の家庭の金銭事情を察して、将来は親に楽させてあげられるようにお金を稼げる仕事をしようと決めたんです。サッカー選手を目指していたのもそれが理由なんですけど、その道でプロになれないとわかったのでスパッと辞めて。じゃあどうやってたくさんのお金を稼ぐのがいいのかと考えたときに、大好きなことをやってお金をたくさん稼げるなんてそんないいことはないぞと、歌手を目指すことにして。

──RIKUさんは言葉の端々から余裕が感じられて、裕福な家庭でご両親に大切に、のびのびと育てられてきたんだろうなと勝手に思っていました。

全然そんなことないです。付属校だったので高校から大学へは、学部を選ばなければ普通に進学できたんです。親からは「とりあえず進学して辞めたくなったら辞めればいいよ」と言われていたんですけど、大学に入るには決して安くはない入学金がかかるわけで、オーディションに受かったら大学を辞めることになるのにそんな大金をドブに捨てさせるわけにはいかないと思ったんです。お金のことを僕が言うと親が傷付くと思ったので当時は言わず、ただ単に大学に行く気がないというアピールをし続けました。EXPG STUDIOも普通に通うと学費がかかるので、学費が免除される特待生オーディションで受からなかったら行くこともなかったと思います。

──それぐらいの覚悟のうえで特待生オーディションに臨んだんですね。

はい。無事オーディションに受かって特待生になれたので、交通費だけ出してもらって中目黒まで通って、当時の生徒の中で誰よりもたくさんレッスンを受けて、誰よりも貪欲に3年間レッスンに明け暮れました。高校に入ってからはバイトとレッスンの毎日という感じで。19歳でTHE RAMPAGEのメンバーになったんですけど、もちろんすぐにたくさんお金をもらえるわけではないので、仕送りをお願いしたときもありました。今もまだ家を買ってあげられたりはしないですけど、誕生日のお祝いではある程度値が張るものも買ってあげられるようになってよかったなと思います。僕が家を出て、両親が自分のためにお金を使えるようになっている姿を見たときは、うれしかったですね。息子としてなすべき責務をレベル1ぐらいは果たせたのかなって。まだまだやってあげたいことは山ほどあるんですけどね。

──それこそ家族で旅行に行くなんていいですよね。

次の目標は両親に「これで旅行に行ってきな」って、まとまったお金を渡すことです。一緒に行きたい気持ちはもちろんあるんですけど、お仕事のスケジュールもあるので、まずは2人で楽しんできてほしい。両親は僕のためだけに働いて、ごはんを作って、20年以上ずっと我慢ばっかりさせてきちゃったんで、早く楽をさせてあげたいなって。自分がこの歳になったということは親も同じだけ歳を重ねているので、人生最後の20年、30年くらいは楽しい思い出だけでいっぱいにしてあげたいです。

──RIKUさんが歌う理由には親孝行もあるんですね。

そうですね。応援してくれるファンの皆さんのために歌いたいという思いはもちろんありますが、自分のためでもあり、家族のためでもあるなと思います。

Vlog「OFFの日のRIKU」

OFFの日のRIKUフォトギャラリー

RIKU(リク)

1994年8月10日生まれ。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。2014年4月に行われたLDH主催オーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~」に合格し、THE RAMPAGEのボーカル候補生となる。同年9月に行われた「武者修行ファイナル」で正式メンバーに昇格。2017年1月にシングル「Lightning」でメジャーデビューを果たした。2021年2月に3rdアルバム「REBOOT」をリリース。6月にはニューシングル(タイトル未定)を発表する。RIKU個人としては5月に東京・赤坂ACTシアターにて舞台「ETERNAL」に出演。舞台初出演にして主演という大役に挑む。

@_riku_r.m.p.g_ldh・Instagram photos and videos

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