捩子ぴじんが演劇作品の演出に初挑戦、AAF戯曲賞受賞記念公演「シティIII」
18/9/28(金) 9:29
第17回AAF戯曲賞受賞記念公演「シティIII」チラシ表
第17回AAF戯曲賞受賞記念公演「シティIII」が、10月26日から28日まで愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで上演される。
「戯曲とは何か?」をテーマに、上演を前提とした戯曲を募るAAF戯曲賞。昨年2017年、第17回AAF戯曲賞大賞を受賞した「シティIII」は、カゲヤマ気象台による「シティ」シリーズの最終章で、今回は演劇作品の演出を初めて手がける振付家・ダンサーの捩子ぴじんが演出を担当する。
文明が一度滅び、再興したはるか未来の荒野を舞台とした本作。小さな町では、泥棒や旅芸人、爆弾屋、占い師、老人といった人々が悲劇に巻き込まれながらも希望を見出し……。
カゲヤマは上演にあたり「汎都市、みたいなものを想像して『シティ』という作品を書いていました。いろんな都市で、いろんな人の中で、この作品の言葉がいったいどういうことになるのか、見届けたい気持ちでいます」とコメント。捩子は「観客の想像力が作り出すイメージとともに、舞台上に存在するものそのものの力強さも感じてもらえる作品世界にしたい。戯曲には遠い未来の過酷な状況で生きる人々の姿が描かれているが、上演を通して未来や希望という言葉の意味についてあらためて考えてみたい」と意気込みを語った。
出演者にはジャワ舞踊家の佐久間新、かもめマシーンの清水穂奈美、鳥公園の西尾佳織、ダンサー、文筆家、詩人の増田美佳、役者、ダンサー、振付家の松井壮大が名を連ねている。なお10月27日14:00開演回の終演後には、作品の感想を観客同士で話す「シアターミーティング“『シティIII』を語ろう”」、28日16:00からは、批評家・佐々木敦による「鑑賞&レビュー講座」が実施される。
第17回AAF戯曲賞受賞記念公演「シティIII」
2018年10月26日(金)~28日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール
作:カゲヤマ気象台
演出:捩子ぴじん
出演:佐久間新、清水穂奈美、西尾佳織、増田美佳、松井壮大
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内