Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

BTS SUGA×J-HOPE、グループでも指折りの仲良しコンビ“SOPE” 2人の幸せな時間から「お疲れ様ソング」も誕生

リアルサウンド

21/1/10(日) 10:00

 BTSが、12月31日に開催されたBig Hit Labelsの年越しライブ『2021 NEW YEAR’S EVE LIVE presented by Weverse』に出演。肩の手術とリハビリで療養中だったSUGAも姿を現し、久しぶりに全員が集合する形となった。

 SUGAは「お久しぶりです。本物のSUGAです、ホログラムじゃないですよ」と、冗談を交えながら挨拶。BTSのステージを自宅で全てチェックしていたと言い、「早く復帰したいと思っていた。新年からお会いできて本当に嬉しい」と続けた。

 SUGAの登場に「今まで席を外していたSUGAと一緒にステージに立てた」と喜びのコメントを寄せたのはJ-HOPE。SUGAとJ-HOPEは、かねてよりBTS内でも指折りの仲良しコンビとしてARMY(ファン)には有名だ。これを機に、2人の関係性について振り返りたい。

 2人の出会いは、2010年のクリスマスイブ。練習生の宿舎に初めてJ-HOPEが入ったとき、ボクサーパンツ姿でウロウロしていたのがSUGAだったと語られている。期待と緊張とが入り混じっていたJ-HOPEにとって、それは衝撃的な光景だったそう。さらに、慣れない環境に戸惑いリビングで毛布にくるまっていたときに、「部屋で寝ろよ」と初めて声をかけてくれたのがSUGAだったとも。そのSUGAの言葉にJ-HOPEは「大丈夫です、ここは快適ですから(笑)」と答えたというのも、実にBTSの“希望”担当のJ-HOPEらしい。

 時に無愛想とも取られるほど落ち着きのあるSUGAと、ムードメーカーとしてグループを明るく照らすJ-HOPE。できる限り低電力で動こうというSUGAにとって、J-HOPEは「元気をくれる充電器のようだ」と答えていたことも。一方、J-HOPEにとってSUGAは「ネガティブな考えを吸引してくれる人間掃除機だ」という。

 プラスのエネルギーを発信するJ-HOPEと、マイナスなエネルギーを受け入れるSUGA。たしかに相反するからこそ、この2人の相性がいいことに納得がいく。あまりにも惹かれ合うせいか、トイレの個室でSUGAのため息を聞いただけで、J-HOPEが「SUGAヒョン(兄さん)?」と気づいたこともあったという。

 ついには、SUGAが何も発しなくてもドア越しに「SUGAヒョン?」と言われて驚いたというエピソードも。J-HOPE曰く、その場の空気が「SUGA、SUGA、SUGA、SUGA、SUGA、SUGA……」と漂っていたそうで、あまりのSUGA愛の強さにメンバーも大笑いとなった。

 ステージのパフォーマンスでも、指差し合ったり、肩を組んだり……2人の仲良しエピソードは枚挙に暇がない。2人でいるとSUGAの笑顔が増え、J-HOPEもよりのびのびとした表現ができる。とにかく一緒にいて楽しい。そんな人と出会えた喜びが伝わってくる空気感。そんな幸せな時間から生まれたのが、日本語で〈おつかれさまでした~〉と歌う通称「お疲れ様ソング」だ。

 日本のファンミーティングで披露してきたこの曲は、J-HOPEが舞台から降りたときに、即興で歌ったところ、SUGAから「これはイケる」と言われて誕生したもの。いつも作詞作曲を手掛けているプロデュース力の高いSUGAから太鼓判を押されて、J-HOPEも気分上々になったようだ。

 SUGA+J-HOPEで「SOPE」とユニット名を決め、2人で楽しく歌う。気分がいいから歌う、というのは音楽の根源だ。そして、そうした歌こそ人を癒やす。SUGAとJ-HOPEがお互いにプラスとマイナスのエネルギーを充電・放出し合っているように、彼らの姿を見ている私たちのエネルギーもうまく循環させてもらっているのかもしれない。

 先日、BTSがノミネートされた「第63回グラミー賞」が新型コロナウイルスの影響で急遽3月14日に延期することが発表された。残念な気持ちもあるが、見方を変えれば3月は9日にSUGAの誕生日が控えており、よりお祝いムードが高まりそうだ。もしかしたら、その時期になればSUGAの肩も今より改善している可能性も高い。無理のない範囲でとは思うが、J-HOPEと肩を並べて楽しそうにパフォーマンスが見られるのではないかという期待も高まる。

 “元気に過ごす“ということが、とても貴重であると痛感させられている今。SOPEの2人が発信する補い合っていくスタンスが、ネガティブを受け入れポジティブに変換していく力を与え、きっと多くの人を元気づけていくことだろう。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む