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お正月はアート三昧! 三が日から開いている美術館をご紹介

ぴあ

20/1/2(木) 0:00

森美術館『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命——人は明日どう生きるのか』 エコ・ロジック・スタジオ 《H.O.R.T.U.S. XL アスタキサンチン g》 2019年 (c)NAARO

ついにスタートした2020年。今年のアート始めはどの展覧会にする? 首都圏を中心に、年始からオープンしている美術館をピックアップしてご紹介します!

まず、会期中無休で元日からオープンしているのが、六本木ヒルズ内にある森美術館。開催中の『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命——人は明日どう生きるのか』では、テクノロジーの発達が私たちの生活におよぼす影響を、アート、デザイン、都市や建築などを通して考察するもの。新年にふさわしく、夢のある近未来像を見ることができる。

また、上野エリアでは、1月2日(木)より東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、上野の森美術館が開館する。

東京国立博物館では、恒例の正月企画『博物館に初もうで』を開催。2020年の干支である「子(ねずみ)」をテーマにした作品の特集や、トーハク所蔵の国宝《松林図屏風》(長谷川等伯筆)、国宝《古今和歌集(元永本)下帖》など名品の数々が展示される他、いけばなや和太鼓、獅子舞など伝統芸能のイベントも開催。華やかなお正月の雰囲気が楽しめそうだ。

東京国立博物館『博物館に初もうで』 《鼠、猫と遊ぶ娘と子供》 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵
東京国立博物館『博物館に初もうで』 国宝《松林図屛風》長谷川等伯筆 安土桃山時代・16 世紀 東京国立博物館蔵

国立西洋美術館では、欧州随一の名門家の華麗なコレクションの歴史をたどる『ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史』が開催中。ベラスケス《青いドレスの王女マルガリータ・テレサ》をはじめ、各時代の絵画を中心に版画、工芸品、タペストリー、武具など約100点が紹介される。

国立西洋美術館『ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史』 ディエゴ・ベラスケス《青いドレスの王女マルガリータ・テレサ(1651-1673)》 1659年 ウィーン美術史美術館、絵画館蔵

国立科学博物館で開催されているのは、大人も子どもも楽しめる『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』。世界各地から集結した43体のミイラの中には衝撃的な姿のものも。最新の調査や研究結果をもとに、謎に包まれたミイラの実像に触れることができる。

国立科学博物館『特別展ミイラ〜「永遠の命」を求めて』 《チョンチョーロ文化のミイラ》 紀元前3200年頃 オリジナルはバルパライソ自然史博物館所蔵

上野の森美術館では1月13日(月)まで『ゴッホ展』が開催中だ。ゴッホの作風に大きな影響を与えた「ハーグ派」「印象派」とゴッホとの出会いに注目した展覧会で、《糸杉》をはじめとする約40点のゴッホの作品に加え、マウフェやセザンヌ、モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品も紹介されている。

上野の森美術館『ゴッホ展』 フィンセント・ファン・ゴッホ《糸杉》1889年 メトロポリタン美術館蔵

上野以外のエリアでも、1月2日(木)から美術館は続々とオープン。丸の内にある三菱一号館美術館では、開催中の『印象派からその先へ 世界に誇る吉野石膏コレクション展』にて、ルノワール、モネ、ピカソ、シャガールら名品が堪能できる。

三菱一号館美術館『印象派からその先へ 世界に誇る吉野石膏コレクション展』ピエール=オーギュスト・ルノワール《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》 1887年 吉野石膏コレクション

両国にある江戸東京博物館も1月2日(木)より開館。開催中の『大浮世展— 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演』展では、江戸時代の人気浮世絵師5人の代表作を一堂に観覧することができる。

江戸東京博物館『大浮世展— 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演』

現代アートに触れたいなら、東京都現代美術館へ。こちらも1月2日(木)より開館しており、ファッションデザイナー皆川明によるブランドを掘り下げる『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』、日本を代表するメディアアーティストグループ、ダムタイプによる大規模個展『ダムタイプ|アクション+リフレクション』、東京都現代美術館ならではの視点で日本の若手作家を紹介する『MOTマニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影』と、3つの企画展を見ることができる。

東京都現代美術館『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』

そのほか、1月2日(木)から開館している都内の美術館には、マティス、クレー、デュシャンなど「窓」をモチーフにした作品が集まる『窓展:窓をめぐるアートと建築の旅』が開催中の東京国立近代美術館(竹橋)、日本の女性写真家の草分けを紹介する『山沢栄子 私の時代』などが開催中の東京都写真美術館(恵比寿)などがある。

また、時間に余裕があるなら、足を伸ばして箱根の美術館を訪ねてみるのもおすすめだ。

年中無休で開館している箱根彫刻の森美術館では、1月5日(日)まで『箱根ナイトミュージアム』を開催。毎日16時45分から18時まで、光のアーティスト高橋匡太により、野外彫刻がドラマティックに浮かび上がる中を、周囲のライトアップに呼応して色が変化する提灯を持ちながら鑑賞することができる。

『箱根彫刻の森美術館 箱根ナイトミュージアム』 ガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》

箱根エリアでは他にも、ポーラ美術館が年中無休で開館。企画展『シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の「シュール」』、現代美術ギャラリーでは『佐藤翠「Diaphanous petals」展』を見ることができる。また、箱根ラリック美術館も同じく無休で、『アール・ヌーヴォーの花園 —ミュシャとラリック 花々と植物のかたち—』が開催中。1月2日(木)より開館する岡田美術館では、『DOKI土器!土偶に青銅器展—はにわもいっしょに古代のパレード—』が開催されている。

ここで紹介した以外にも、首都圏では多くの美術館がお正月からオープンしているので、ぴあアプリを参考に、2020年のアート詣でに出かけてみてはいかがだろうか。

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