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上沼恵美子が「キネマの神様」山田洋次と豊中で対談「ジュリーはやっぱり男前!」

ナタリー

「キネマの神様」豊中市先行上映会舞台挨拶の様子。左から上沼恵美子、山田洋次。

「キネマの神様」の先行上映会舞台挨拶が7月6日に大阪・豊中市立文化芸術センターで行われ、豊中市名誉市民である監督の山田洋次、スペシャルゲストの上沼恵美子が登壇した。

本作はかつて撮影所で映画の夢を追い求めるも、今ではギャンブル漬けで借金まみれの生活を送る男ゴウを主人公にした松竹映画100周年記念作品。1931年に豊中市で生まれた山田は、2016年に名誉市民称号を贈呈されている。「私の体は『男はつらいよ』でできているといっても過言ではないほど大ファン」という上沼とともに「キネマの神様」の魅力や映画にまつわる思い出を語り合った。

山田の新作を毎回楽しみにしているという上沼は、ひと足早く鑑賞した「キネマの神様」を「しばらく席を立てないような感覚になる作品で、本当に泣きました。“松竹映画100周年記作品”という冠が付いた作品ですから、少し仰々しい内容なのかと思っていましたが、全然そんなことなかった! さすが監督」と絶賛。ゴウを志村けんが演じる予定だったことに触れると、山田は「彼が亡くなって、どうしようかと思った」と当時の心境を振り返る。

志村の遺志を継ぎ代役を務めた沢田研二について、上沼は「ジュリーはやっぱり男前だった!」と述懐。ラストシーンに言及し「監督の脳みそをのぞいてみたいと思うほど感動した」と興奮気味に感想を伝える。山田がラストの演出は初めから頭にあったことを明かすと、上沼は「やっぱり監督はすごい。今でも現役でやられていることがもう普通じゃない!」と尊敬の念を深めた。

最後に上沼は「監督のおかげでしゃべる仕事ができている。こんなに尊敬している人はいない。山田洋次監督は日本の宝と思っております!」と熱い思いを告白。そして山田が「今日来てくださって本当にうれしかった。これからも、人の心に灯がともり続けるような、そんな仕事をしたい」と述べ、イベントを締めくくった。

「キネマの神様」は8月6日より全国ロードショー。

(c)2021「キネマの神様」製作委員会

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