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「ジェミニマン」の“江原ウィルVS山寺ウィル”スペシャルビジュアル。

江原正士VS山寺宏一!「ジェミニマン」で2人のウィル・スミスに声当てる

ナタリー

19/8/24(土) 9:00

ウィル・スミス主演作「ジェミニマン」の日本語吹替版に、江原正士と山寺宏一が参加することがわかった。

スミス演じる“史上最強のスナイパー”ヘンリーと、彼の23歳時のクローンが対決する「ジェミニマン」。「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のアン・リーがメガホンを取った。

それぞれ「メン・イン・ブラック」シリーズや「アラジン」などでスミスの吹替を担当してきた江原と山寺。ヘンリーに声を当てる江原は「演出サイドの統括で、僕ら二人が過不足なく融合しジェミニマンになれて、皆さんに楽しんで頂けることを確信しています」、クローン役の山寺は「映画の設定と、相手が江原さんと聞いて、非常に納得してこれはナイスアイデアだと思いました」と述べている。また2人は、今回制作された“江原ウィルVS山寺ウィル”スペシャルビジュアルについてもコメントした。

「ジェミニマン」は10月25日より全国ロードショー。

江原正士 コメント

ウィル・スミスとは自分にとってどんな俳優か

ウィル・スミスとの最初の出会いは「MIB」(メン・イン・ブラック)でした。まだ彼が現在の様な大スターではなく、とても“溌剌としたチャーミングな若者”という強烈な印象で、セリフのノリもキレも気持ちがいい、新進気鋭の役者さんの頃でしたね。それが作品を経るごとに、じっくりと渋さも加わってきて、僕にとっては今、まさに進化しつつある、これからも挑戦して同化していきたいと思う、大切な素晴らしい役者さんです。

ウィル・スミスの吹替を担当するときに注意していること

例えば「幸せのちから」と「アイ・アム・レジェンド」のように、作品によって役のイメージが違うので、なるべく、そのあたりのティストというか質感?の違いをキャラづくりに盛り込めたらいいなと思ってます。それは、彼が演じたいという役を日本語に置き換える作業なので、“何が言いたいのか”を基本としてその映画における、僕の想うウィル・スミス的なニュアンスを盛り込んでいくための、若干の、声や喋りのチューニングをするんですが、各作品のほとんどがオーダーメイドです。

一番好きなウィル・スミス出演映画

私が吹き替えさせて頂いた作品には、一作、一作ごとに思い入れがありますが、幅広い世代の方々に肩の力を抜いて楽しんでいただける映画ということで「MIB」シリーズでしょうか。彼の演じたエージェントJは、屈託のない誰にでも愛されるキャラとして、また、彼自身のもつ優しさとか寛容さといった人間性を体現したキャラとしても、皆さんに十分認知されたと思います。だからこそ、単なるアクションスターではなく、その後の様々な作品で、優しさ溢れる男、信頼できる人といったウィル・スミスのイメージがさらに広がっていったんではないでしょうか。

主人公ヘンリーは自身のクローンに命を狙われるが、もし自分の前に23歳時のクローンが現れたら

最初はかなり戸惑うでしょうね、でもその内、なんだか嬉しくなって、それこそ大喜びで、まるで兄貴か小姑のように、これまで自分が失敗してきたことを繰り返さないように、クローン君にあれやこれやアドバイスしまくるでしょうね。でも言いすぎてクローン君には嫌われてしまいそうですが、お互いに別人格として認め合って仲間として共生してみたい気持ちも無くはないです。が、やはり人のクローンは作らない方が世界が混乱しないように思うので、彼には会わなくてもいいかな?と。

山寺宏一との共演について

もう長く山寺くんとは共に演ってきていますが、ひとつの作品で、年代こそ違え同じ俳優さんを吹き替えるのは初めてですから、一緒にアドレナリンを放出したかったのですが、スケジュールの関係で別々の録音作業だったのが残念でした。が、演出サイドの統括で、僕ら二人が過不足なく融合しジェミニマンになれて、皆さんに楽しんで頂けることを確信しています。

“江原ウィルVS山寺ウィル”スペシャルビジュアルについて

今まで名前は出ても、吹き替える側の顔は明確でない方が作品を楽しんでもらえると思ってましたが、今回のように前面にというのは初めての経験です。オリジナルポスターをもとに、ヘヤースタイルや衣装、表情を演出されて、なんとか気分はウィル・スミスなんですが、果たして僕たち二人が顔並べて、オリジナルポスターと見比べられたらビジュアル的に大丈夫かな?と、ちょっと心配にもなりました。それでも、観客の皆さまが興味を持ってジェミニマンを観てくださるキッカケになるなら、宣伝企画としては成功だと思います。が、リクエストがあります、CG処理のほうをよろしくお願いします(笑)。

山寺宏一 コメント

ウィル・スミスとは自分にとってどんな俳優か

憧れのスーパースターの1人です。お会いして、ますますファンになりました。演技もさることながら、その人柄の良さに凄く感動しました。俳優としては、もちろんアクションもこなせるし、人間ドラマも見事に演じられるし、タフガイやクールな役もやるけど、そこに人間らしさとかチャーミングさが出てくるのが彼の素晴らしさかなと感じています。

ウィル・スミスの吹替を担当するときに注意していること

なるべくウィル本人が何を演じたいのか、どう演じているかを、ちゃんと汲み取るようにしています。それはどの俳優を演じる時でも一緒で、ウィル・スミスだからということで特別には考えてはいないです。ただ、あの体格で、元々の地声が相当太いので、それも彼の魅力の一つかと思うので、なるべく普段の僕の声よりちょっとそこに気を付けていますね。あざとくない程度に、太い響きのある声に。

一番好きなウィル・スミス出演映画

ダントツ「アラジン」です。僕が声を演じさせていただきましたし、ウィル自身もこれまでの集大成だとおっしゃっていたので。それまでは、自分が声を演じていないものも含め、好きな作品が色々あったんですが。「アラジン」では歌も吹替えしたし、直接お会いする事が出来たので、もう勝手に他人とは思えない感じになってしまいました。今回も「アラジン」が無かったら僕にオファーが来なかったのでは?

主人公ヘンリーは自身のクローンに命を狙われるが、もし自分の前に23歳時のクローンが現れたら

考えたことがないですが、無理矢理考えると、まず気持ち悪いって思います(笑)。
ただ昔好きな漫画の「パーマン」っていうアニメで、コピーのエピソードがあったじゃないですか。ずっと子供の頃考えていましたよ。それがあったら便利だな!って。そいつにめんどくさいこと全部やらせようと思いましたけど。今回は年齢が離れてるし、相手にも人格や感情があるわけですから、もう別の人と考えるべきなんだろうなと思いますね。せっかくクローン作るなら自分じゃないものを作れば良かったのにって、思うと思います(笑)。

江原正士との共演について

正直、声優としてはウィル・スミスが1人で演じているのだから声優も1人でいいのではないかと一瞬思いましたが、この映画の設定と、相手が江原さんと聞いて、非常に納得してこれはナイスアイデアだと思いました。江原さんは尊敬する先輩で、声優として多大なる影響を受けています。「何故こんなに吹替が自然に聞こえるんだろう」と思い、表現を真似してみたりもしてきました。だから自ずと共通の雰囲気が出て、凄く面白いニュアンスのものができるんじゃないかと楽しみになりました。

“江原ウィルVS山寺ウィル”スペシャルビジュアルについて

吹替声優のことを、この様な形でフィーチャーした宣伝アイデアなど、昔だったらあり得ないと思うので、非常にありがたいことなのですが、正直有難迷惑な気持ちもあります(笑)。吹替の宣伝に出ることも多い僕が言うのもおかしいですが、やはり映画を観るときに声優の顔が浮かばない方が良いので。しかも、江原さんは年を重ねた方の役だから良いとして、僕は23歳のウィルの方だから、どうしようかと。ビジュアルを見た人が引かないか心配です。そういう意味で有難迷惑です(笑)。それでも、こうして吹替に注目してもらえるのはとても嬉しいので、後は、本編が始まったら僕や江原さんの顔は忘れて、楽しんでください。

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