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STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ

20/9/12(土)

内覧会を見逃したので、「早く行かなきゃ!」とは思うのだけれど、このコロナ禍で美術展の多くが時間予約制。「事前予約って、なんかハードル高いんだよね~」と思っていたら、森美術館は17時以降の来館は予約無しでもOKに。さっそく平日夜に行ってみたところ、そりゃもう美術鑑賞にはサイコー! な環境でした・笑。さて、本展は日本から世界に飛び立った6人の現代美術のスター(草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司)を紹介するというもの。長年のアート・ファンにはお馴染みのメンツで目新しさはないものの、それぞれの作家の初期と最近作が同じ空間に並んでいるので、アート初心者にはちょうどいい現代美術入門となっている。そんななか、しみじみとさせられたのは、東日本大震災の犠牲者への鎮魂と記憶の継承を願う宮島達男のインスタレーション《「時の海-東北」プロジェクト(2020 東京)》。暗い展示室に張られた水の中で、人知れず時を刻むデジタル・カウンター。あの日の犠牲者の魂は、東北の海でいつまでも輝き続けるのだということを、静かに、しかし力強く教えてくれる作品だ。

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