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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

LiLiCoのこの映画、埋もらせちゃダメ!

犯罪ドラマを青春グラフィティのように描いた『永遠に僕のもの』

月2回連載

第28回

19/8/23(金)

『永遠に僕のもの』

ふたりの俳優たちが美しくてエロチックなんです!

今回ご紹介するのは現在公開中の『永遠に僕のもの』。アルゼンチンで本当にあった事件の犯人をモデルに、スペイン映画界の巨匠ペドロ・アルモドバルがプロデュースしたクライムドラマです。

1971年のブエノスアイレス。幼少期から他人の所有物に異様な執着心を持っていた美少年のカルリートスは、自分の天職が盗みだということに気づきます。これだけでも充分ヤバイ少年なんですけでど、ヤバイのはこれから。ラモンという青年にひと目惚れしてしまった彼は、ラモンの気を引くために犯行を繰り返し、やがてふたりは殺人まで犯してしまうんです。彼らの行動はさらにエスカレートしていき、殺人に次ぐ殺人。連続殺人鬼となっていく、というお話。

『永遠に僕のもの』

もう全然ダメな生き方ですよ。盗みだけでもダメだけど、蛮行に走ってからはナチュラル・ボーン・キラーズのごとく、人殺しに対して感情ゼロになっていくという。ロバート・レッドフォードの引退作になった『さらば愛しきアウトロー』もそうでしたが、盗みをすることで生きている実感を得るタイプの主人公なので、盗みをしないで生きるという選択肢がないんですね。共感できるわけないんですけど、この作品のすごいところは映像と主演のロレンソ・フェロの美しさで、犯罪ドラマを青春グラフィティのように描いているところです。

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