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「ベイビーティース」の世界をアーティストが描き下ろし、尾崎世界観らのコメントも

ナタリー

21/1/28(木) 18:00

リチャード君の描き下ろしイラスト。

「ベイビーティース」の世界をアーティストが描いたイラストと、本作をひと足早く鑑賞した著名人のコメントが到着した。

本作はある病を抱える16歳のミラが、孤独な不良青年モーゼスと恋に落ちるさまを切り取った物語。ミラを「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のエリザ・スカンレン、モーゼスをトビー・ウォレスが演じた。

イラスト企画の参加アーティストは6名。リチャード君、電Q、雪下まゆ、五島夕夏、眼福ユウコ、平泉春奈が名を連ねる。

クリープハイプの尾崎世界観は「途中、何度も逃げたくなったけれど、どうしても目が離せなかった」と、女優・映像作家の小川紗良は「花火が着火して燃え尽きるまでを見届けるような、刹那の恋。彼女と彼でしかありえないその閃光が、スクリーンを越えて胸に焼き付く」とそれぞれコメントを寄せる。映画監督・写真家の枝優花は「愛を抱きしめて、未来を見つめる、それが生きるということだと信じたくなる」と思いをつづった。

シャノン・マーフィー監督作「ベイビーティース」は、2月19日より東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国でロードショー。

尾崎世界観(クリープハイプ)コメント

途中、何度も逃げたくなったけれど、どうしても目が離せなかった。
感情移入するのも失礼なほどに、残酷で正直だった。

ラブリーサマーちゃん(ピチピチロックギャル)コメント

沢山生えていた乳歯が一つずつ抜けていくように、
私たちは一つ一つ知りながら大人になっていく。
主人公にとって最後のピースである「恋愛」の素晴らしさと惨さを、追体験する2時間でした。

塩塚モエカ(羊文学)コメント

それぞれの不完全さを抱えながらも、
互いの存在に支えられて前を向くミラたち。
愛することの暖かさも繊細さも正直に描いた、
とても美しいストーリーでした。

Rachel(chelmico)コメント

私にとって何よりも印象的だったのは「朝」のシーン。
この朝を迎えるために私は何度でもこの映画を観るし、
この朝を迎えるために生きているような気にさえさせられた。
焼きつきました。

小川紗良(女優・映像作家)コメント

花火が着火して燃え尽きるまでを見届けるような、刹那の恋。
彼女と彼でしかありえないその閃光が、スクリーンを越えて胸に焼き付く。
命を削る恋の行く末で、彼女が最期に見た景色のことを想って止まない。

枝優花(映画監督・写真家)コメント

誰も正しくなくて、清くもない。
うまくいかなくて、寂しくて、過去と今を行ったり来たり。
けれど本当は、皆人間はそんな感じでどうしようもないのかもしれない。
それでも愛を抱きしめて、未来を見つめる、それが生きるということだと信じたくなる。

mim(モデル)コメント

主人公のミラの心情の変化がすごく伝わる作品でした。
ミラの心情が変わっていくにつれ、映像にも心情とリンクするようなカラー。
たまに見せる切ない表情も、ワクワクしてる表情も全てが綺麗。
彼女がやりたいことを、たくさんの愛情を注いで叶えようとする親の気持ちも、
自分はまだ親になったことはないけど深く感じることができました。
最初で最後の恋を、まっすぐに生きる彼女を愛しく思える作品でした。

mam(モデル)コメント

病を抱える主人公ミラ。
周りの環境は、そんな彼女を壊れないようにと優しく包んでくれているように見えました。
けれどそれはミラの自由も奪っていくようで、そんな中出会った不良青年のモーゼス。
彼と過ごした日々はとてもカラフルで、色んな感情に溢れて、まさしく「生きている」ようでした。
強く生きたい、行きたい。そんな感情と、それぞれの想いが交差していく。
とても心揺さぶられる。そんな映画です。

紅林大空(マルチクリエイター)コメント

鮮やかな視点、美しい音楽、人間模様、狂っているから全てが愛おしい。
きらめく光の中 絶望をのせて転げる大きな観覧車のような作品です。
エンドロールでもう1度 深く息を吸い込みたくなりました。

今日マチ子(マンガ家)コメント

時間が許す限りの成長に挑む少女。
周りの人々の不完全さと美しさが輝く。
これは「難病もの」ではない。
揺れる気持ち、息づかい、今を生きること。まごうことのない青春作品の誕生だ。

宮崎夏次系(マンガ家)コメント

映画にでてくる、外から屋内にはいっていく長回しが好きです。
ブギーナイツとか、グッドフェローズとかの。この作品の長回しの終わりには、
見たこともない瞬間が待っていて。とても忘れられない。

魚喃キリコ(マンガ家)コメント

強く、弱く、
恋と愛のはざまを観ている。

ふせでぃ(マンガ家)コメント

日記を読んでいるような感覚になる美しい映画。
初恋をし、とても危険な男の子に惹かれるミラが、
お化粧やファッションを楽しんだり、
等身大の女の子に描かれていてとても良かった。
最大限残りの命を楽しんでいる様子に、
喜びと同時に切なさに襲われる。

森もり子(マンガ家・マンガ原作者)コメント

日常の切り取り方が鮮やかで、新鮮。
切ないラブストーリーでありながら、様々な問題に抗いながら生きる人々の群像劇でもあり、
とても豊かで美しい映画でした。

(c)2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia

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