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Sonar Pocket、GFRIENDとの初コラボで受けた刺激「僕らの存在もアジアに広がっていけたら」

リアルサウンド

19/7/5(金) 18:00

 Sonar Pocketが、初のコラボシングル『Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND』をリリース。韓国のガールズグループ・GFRIENDとのデュエットソングで、男女の視点で描かれた恋模様が実に切ない。

Sonar Pocket / Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND

 どこか歌謡曲を思わせるキャッチーなメロディと最先端のビート、GFRIENDのピュアなボーカルとのハーモニーも美しく胸を掴まれるようだ。日本と韓国で行われた制作について話を聞くうちに、Sonar Pocketの海外に対する意識も感じられるインタビューになった。(榑林史章)

GFRIENDとの制作から学んだこと

ーー今回のシングル曲「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」は、韓国のガールズグループのGFRIENDとのコラボ。どういう経緯でコラボすることになったんですか?

ko-dai:昨年メジャーデビュー10周年を迎えて、これからは自分たちが今までやったことのないことに挑戦していくことも、活動のテーマにしていこうと思っていて。それで他のアーティストとのコラボレーションは、まだ一度もやったことがなかったから、じゃあこの機会にやってみようか、と。それで、コラボレーション相手を日本という枠内に限定せず選んだほうがいいんじゃないかって。

ーー最初から世界に目を向けていたのは、さすがですね。

ko-dai:10年コラボをしていなかったんだから、初めてやる時はこれくらい驚かせないとね。相手を選ぶ上では、まだあまりイメージや色がついていなくて、でも誰も知らないような新人ではなくて、一緒にやることで新鮮さやインパクトを感じてもらえる方がいいと思っていました。

eyeron:GFRIENDさんは、日本でCDデビューしてまだ1年くらいなので。

ko-dai:それに僕らとはジャンルが違う、ダンス&ボーカルグループなので、MVも含めて、一緒にやれたら面白いものが出来るんじゃないかと思いました。それにメンバー全員の声が、いい意味で違った個性があって。僕ら2人の声と一緒になった時に、もっといろんな表情を見せてくれそうだと思って。それでオファーをさせてもらったら、先方からも快いお返事をいただき、こうなったわけです。

ーーeyeronさんは、K-POPのアーティストについてはどんな印象ですか?

eyeron:それこそ今は、世界の音楽の主流のひとつにK-POPが入ってきていますよね。アメリカのビルボードチャートの上位に入るアーティストの誰もが、韓国のアーティストとコラボしたがっています。それくらい、今世界中でも目が離せないのがK-POPなんです。自分たちの新たな挑戦として、初めてのコラボの相手が、GFRIENDさんだというのがすごく嬉しいし、これによってファンの幅や活動の幅もぐんと広がることを期待しています。これから先、15周年、20周年を迎える時、きっとやっていて良かったと思えるものになると思って、すごくワクワクしています。

ko-dai:僕らのSNSにも、アジアや海外の方からたくさんコメントをいただくので、そういうファンのみなさんにもより身近に僕らの音楽を楽しんでいただけると思いますし、GFRIENDさんを通して僕らの存在がもっとアジア全土に広がっていけたらいいなと思いますね。

ーー日本だとかアジアだとか言っているのは、もう古いわけですね。

matty:GFRIENDのみなさんは僕らよりぜんぜん若くて、韓国ではデビューして何年も経っているけど日本ではまだ1年なんです。一緒にレコーディングをした時、レコーディングに対する意識がすごく高いことに驚きました。僕らはもうこのテイクでいいんじゃないかと思っていても、彼女たちのほうから「もう一度歌わせて欲しい」と言ってくれて。6人とも自分たちが納得するまで、何度もテイクを重ねていったんです。そこは、逆に学ばせてもらった感じです。ぼくらも追求するところはするけど、女性のレコーディング現場に立ち会ったのは初めてだったから、彼女たちのそういう姿からは、すごく刺激を受けました。

ーーレコーディングは日本で行ったんですか?

eyeron:日本のスタジオでレコーディングしました。僕らが自分たちのパートを先に録っておいて、そこに合わせて歌ってもらいました。

ーー楽曲も、GFRIENDと一緒にやるために作った?

ko-dai:はい。そのために2曲作ったうちの1曲がこれです。

eyeron:曲作りで意識したのは、やっぱりキーですね。いつもの僕らの曲ならキーをもっと高くするんですけど、それに合わせると女性側のキーが高くなりすぎてしまうんです。

ーーK-POPのようなダンスチューンという選択肢もあったと思いますけど、こういうミディアムチューンにしたのは、どういう意図があったんですか?

ko-dai:ダンスチューンも作ったんですよ。2曲のうちの1曲がそうで、両方送って先方に選んでもらったら、「こっちの曲がいいですね」ということだったので。

matty:令和になって、初めてのデュエットソングじゃないかなって思っているんですけど、どう思います? 確認が取れていないので、今のところ自称なんですけど。

ーー確かにそうかもしれないですね。椎名林檎のアルバム『三毒史』に収録の「駆け落ち者」が、椎名林檎と櫻井敦司ですが、シングルとして発売されるものは初かもしれない。日韓のコラボという意味では完全に初です。

ko-dai:ですよね。実は僕、韓国が好きでよく旅行するんです。年に3~4回は行っています。

ーーけっこう行きますね!

matty:MVの撮影は韓国で行ったんですけど、僕はそれが人生で初めての韓国だったんです。ko-daiが詳しいから、撮影の合間に行く食事をするお店など全部アテンドしてくれて。詳しいだけあって、どのお店も美味しかったですよ。

ko-dai:僕が初めて行ったのは2012年初頭で、それが自分で行く初海外だったこともあって印象的だったんです。ご飯が美味しい、物価が安い、エステや美容系が進んでいて、占いも種類がたくさんある。

ーーどこかのOLさんですか(笑)。

ko-dai:まさにOLさんかのような旅を、後輩としたんです。それがすごく楽しかった思い出があって。

eyeron:俺は、修学旅行を含めて3回目でした。前回行ったのが10年以上前だから、街もまったく変わっていて、ほとんど初めてみたいなものでした。日本と文化が似ているようだけど、行くと全然違うから、刺激にはなりましたね。

matty:でもeyeronは、韓国でも日本にいるのと変わらずランニングをしていて。肌で韓国の風を感じていて。

eyeron:そうそう。知り合いに韓国人ランナーがいて、どこを走ればいいかなど、事前に走るコースを教えてもらっていて。でも韓国では、ナイトランと言って、若者の間では夜走ることが流行っているらしいです。俺は、それには参加しなかったけど。そういう面でも、日本のカルチャーとは違うなと思います。ブレイクダンスもすごく強いですよ。少し前までは日本も強かったけど、今は韓国人が世界チャンピオンになったりしている。

ko-dai:日本よりも人口は少ないけど、エンターテインメント文化は、日本以上に発達していますね。

ソナポケ×GFRIENDで作り上げた“海を越えた難しい恋”

ーー韓国文化をどう取り入れていくかということも、今回のコラボのキーになっている。楽曲は、どこか昔の日本の歌謡曲のような雰囲気も感じました。

ko-dai:そうなんです。K-POPのヒット曲のメロディラインの多くは、日本の歌謡曲と通じる部分がすごくあって。古き良き歌謡曲時代のメロディラインだったとしても、それを支えるトラックが新しければ、めちゃめちゃ新しい曲になるということなんです。K-POPの魅力というのは、そういうところも多分にありますね。

ーー今回作るにあたっては、そういうメロディラインとトラックの関係性を意識したと。

ko-dai:そうですね。メロディライン自体はイワツボコーダイくんが作ってくれたものですけど、今話したような共通認識の上で一緒に制作しました。大前提としてあったのは、「歌いたくなる」というものです。多くの人にデュエットで歌ってもらってこそのコラボだと思うので。

ーード頭のジャンという音の後の〈愛せない〉というワンフレーズが、すごく耳に残って、何度も口ずさんでしまいました。

eyeron:そこが歌えれば、完璧ですよ。

matty:90%は歌えたようなものです。でも、そう言っても大げさではないくらい、掴みがあると思っています。

ーー歌詞のテーマは?

ko-dai:海と国境を越えてのコラボだったので、遠距離であるとか何か一つ障害があって、それでも好きになってしまったという“難しい恋”を歌いたいと思って、タイトルも「Oh difficult」にしました。歌のタイトルとしては、日本人にはあまり聴き馴染みがないかもしれないけど、それもフックになってくれたらいいなと思います。僕らの曲で、遠距離恋愛や難しい恋を歌ったものはたくさんあるけど、今までのテイストとは違った新しい切り口で作ることができたかなって思います。

ーーSonar Pocketのパートは男性目線、GFRIENDは女性目線で、男女の視点が入り乱れたものになっていて。

ko-dai:そこが、作詞をする上で難しかったことの一つです。男の視点は分かるけど、女性がどう思っているかまでは、なかなか知り得ないことなので。ツアーで行った先のホテルで、eyeronと二人で言葉を絞りだしながら、朝方まで書いて書き直してを繰り返していきました。でもその書き方のおかげで、突発的なアイデアも反映できました。ラップに関しても、最初はなかったんだけど、後から入れたほうがいいってなって。

matty:最初は単なるブレイクだったんですけど、そこに入れようって。アウトロにもラップを入れるアイデアもあって。

ko-dai:でもアウトロにラップがくると、中盤のラップのうま味が薄れてしまうなと思ったんです。実は僕のバージョンのラップも録ったんですけど、やっぱりラップはeyeronだよねって。

ーー確かにもう少しラップも聴きたいなと思うくらいが、ちょうどいいのかもしれない。

eyeron:もっと聴きたい方は、もう一回頭から聴いてくれればいいなって。

ko-dai:最後までラップが入っていると、言葉がぎっしり詰まりすぎてしまって、一回聴くだけでお腹いっぱいになってしまうんです。最後は余韻を感じてほしいので。

matty:曲自体も長くないからね。

ーーラップの後ろで、GFRIENDがラップのようなコーラスを入れていて、それもすごく印象的でした。

eyeron:それはレコーディング現場のノリで、やってくれたんです。

ko-dai:その場で、こういう感じでやってもらえませんか? って説明をして。

matty:対応力がすごかったですね。リクエストされたことに、その場ですぐ対応してくれる。

ーーピュアさ、可愛さ、セクシーさ。GFRIENDの声には、いろいろな魅力がありますね。

ko-dai:6人とも声色が違うんです。特にメインボーカルのユジュさんは、スキルフルで見事でした。最後のフェイクも予定にはなかったんですけど、「フェイクを入れてみるのはどうですか?」って、彼女たちのほうから提案してくれて。それで聴かせてもらったら、すごく良かったから、すぐに「じゃあ入れましょう」となって。

ーー2番は、GFRIENDのメンバーがメインで歌い繋いでいますが、歌割りも3人で決めたんですか?

matty:そうです。6人いるので、けっこう大変でした。

ko-dai:でもユジュさんと、リードボーカルのウナさんをメインに考えたので。

ーーただ来日している期間が決まっているので、限られた時間の中でやるのはけっこうドキドキですね。

ko-dai:だから、すごく集中してやりましたよ。向こうのご厚意もあって、思ったより時間をかけることができました。

matty:3月の来日ツアー(『GFRIEND SPRING TOUR 2019 BLOOM』)の合間に時間を作っていただいて。彼女たちのスケジュールはびっしりだったんですけど、1日だけいただくことが出来て。僕らも外国でライブをやったことはあるけど、それだけでいっぱいいっぱいになってしまった経験があるので、その上レコーディングもするなんていうのは、自分たちの感覚だとすごいバイタリティだなって驚きました。

ko-dai:外国語で歌うのも、けっこう難しいし。

ーーやったことが?

matty:実は一度だけあって。僕らが主題歌を務めたアニメ『デジモンクロスウォーズ』が韓国で放送されるということで、主題歌の「ネバギバ!」を韓国語で歌って欲しいと言われて。

ko-dai:ただ韓国語の監修が誰もいなくて、発音が合っているのかどうかも分からず、不安だらけで歌ったんです(笑)。そういう経験から、GFRIENDのみなさんを不安にさせないようにしようと思って、「今の良かったですよ」「発音いいですね」など、常に言葉をかけてあげるように意識しました。「チョアヨ」(好き・良いの意)とか、僕はけっこう韓国語でコミュニケーションを取っていましたね。出来上がった曲をみんなすごく気に入ってくれて、レコーディングが終わって、ラフでもいいから送ってほしいと言ってくれました。

僕らの熱い気持ちも一緒に込めたシングル

ーーMVも切ない表情で良かったです。最初はすれ違う感じで、きっと一緒には撮っていないんだろうなと思っていたら、最後は一緒に踊るシーンがあって。「何だ、一緒に撮ってるじゃん!」って。

ko-dai:その意図が伝わっていれば完璧です(笑)。時間的にはけっこうタイトだったんですけど、一人一人のキャラクターも出せたらいいなと思って撮っていて。今回はストーリー性よりも、なかなか出会えない報われない恋が軸にあり、最後の最後に向かい合って歌うことで、しっかり出会えて恋が進み出すというものになっています。撮影の前日もスタジオに入って、一緒にダンスの練習をして動きを合わせたりしていたんですよ。

ーー振り付けは、向こうの方が?

eyeron:日本の方です。僕らのツアーで、いつも一緒に回ってくれているダンサーが付けてくれました。

matty:サビは僕も踊っているんです。よく見ていただくと、DJブースの中で踊っています(笑)。

ーー可愛いくて、踊りやすそうな振り付けですね。

ko-dai:ライブで、みんなで踊れたらいいなって。ダンスも、今回挑戦したことの一つですね。

ーー「やばば」で、踊っていましたけど。

eyeron:あれとはジャンルが違うので。

ーーMVはネットでも観られますが、ファンの反応は?

ko-dai:新鮮だという声が多いです。ダンスに対する驚きの声は……意外と少ないですね(笑)。

eyeron:ライブでは踊っているから、踊れるイメージがあるのかもしれない。

matty:DJがいる3人組だと、踊りそうなイメージだもん。衣装や髪色がカラフルなんで。

ko-dai:踊れそうで踊れないアーティストランキング1位(自称)ですから。でもカラオケで、デュエットしながらサビで踊ってもらえたら、きっと楽しいと思います。

eyeron:キーも高くないから、男性も歌いやすい。

ーーコメント欄には、英語も多かった。海外からの反応は?

matty:GFRIENDさんのファンの方からが多かったですね。

ko-dai:GFRIENDさんが日本人アーティストとコラボしたということで、台湾とアメリカではニュースにもなったんです。

eyeron:ここまでの広がりは今までなかったので、この曲が大きなきっかけになりそうで楽しみです。

ko-dai:台湾でライブをやった時も、待ってくれている人たちがたくさんいて。そういう海の向こうで応援してくれる人に向けても、こういういいニュースを届けられたのはいいなって思います。

ーーカップリング曲「SUN of THE SUN」は、7月20日に開催する初の野外ワンマン『Welcome to ソナポケスパーランド』に向けた楽曲。

ko-dai:どうやったらみんなが盛り上がってくれるかなって考えて作りました。ライブの定番曲で「ソナポケDISCO」という曲があるんですけど、それ以外にも何か盛り上がれる、新しい曲があったらいいなと思って。

ーーこういうのは、どういうジャンルになるんですか?

matty:ソカやレゲトンが混じっている感じです。

eyeron:まずビートから決めていって。踊れるリズムがいいなと。

ko-dai:歌詞とメロディは俺とeyeronで、それぞれで作ったんです。だからサビが2つあるんです。

matty:どっちも良かったから、両方入れちゃえ! と思って。ko-daiは畳みかける感じ、eyeronは歌ものっぽくて、系統の違うサビが一緒に入っていたら面白いと思って。

ko-dai:横ノリもあって縦ノリもあったら、ノリ放題じゃないですか。だから僕らを応援してくれている人は、マストで覚えで振り付けを覚えて欲しいです。作っている時から、動きの構想もあって。〈飛んで飛んで〉と、歌っていますからね。

ーージャンプするんですね。そして「TOP OF THE WORLD」は?

ko-dai:これは、アルバム『flower』に収録した、愛知・豊田ラグビー応援ソング「つぼみ」の時に、一緒に作っていたものなんです。だからこれもラグビーワールドカップをイメージした応援ソングです。僕らも“ラグビーワールドカップ2019TM開催都市特別サポーター(愛知・豊田)”として活動をしていて、今回ラグビーワールドカップ本番前のシングルとして、何かで応援出来ないかと思いました。それで、すごく熱い思いを歌っている曲なので、15周年、20周年に向けてのスタートを切った僕らの熱い気持ちも一緒に込めたシングルにしよう、と。

ーーライブで歌ったら一体感が生まれそうな曲ですね。

matty:どこのライブで歌うかは……。

eyeron:乞うご期待です。

(取材・文=榑林史章/写真=池村隆司)

■リリース情報
32ndシングル『Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND』

<収録内容>
M1. Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND
M2. SUN of THE SUN
M3. TOP OF THE WORLD
M4. Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND (Instrumental)
M5. SUN of THE SUN (Instrumental)
M6. TOP OF THE WORLD (Instrumental)
※M-4/M-5/M-6通常盤のみに収録

初回盤A:DVD「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」MUSIC VIDEO
¥1,852+税
初回盤B:DVD「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」OFF SHOT MOVIE
¥1,852+税
通常盤(CDのみ)
¥1389+税

<CDショップ別 先着購入者特典情報>
CDショップ別クリアファイルA5サイズクリアファイル
1.TSUTAYA RECORDS ver. 
2.Loppi・HMV ver.  
3.TOWER RECORDS ver.  
4.Amazon.co.jp ver.  
5.楽天BOOKS ver.
※特典は無くなり次第終了
※特典の用意が無い店舗もあり

Sonar Pocket オフィシャルサイト
Welcome to ソナポケスパーランド 特設サイト 
GFRIENDオフィシャルサイト

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