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いま、最高の一本に出会える

「惡の華」完成披露舞台挨拶の様子。左から井口昇、飯豊まりえ、伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨。

「惡の華」伊藤健太郎がブルマを嗅いだ瞬間回想「こういうことなのか」

ナタリー

19/8/8(木) 23:04

「惡の華」の完成披露舞台挨拶が本日8月8日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャストの伊藤健太郎、玉城ティナ、飯豊まりえ、秋田汐梨、監督の井口昇が登壇した。

押見修造の同名マンガをもとに、内向的な文学少年・春日高男と、彼につきまとうクラスの変わり者・仲村佐和の奇妙な“共犯関係”を描いた本作。伊藤が春日、玉城が仲村を演じたほか、高校時代に春日と交流を深める常磐文に飯豊、中学時代の春日に体操着を盗まれるクラスのマドンナ・佐伯奈々子に秋田が扮している。

同級生のブルマを盗むという変態的な側面のある春日について、伊藤は「すごく難しかった。今まで挑戦したことのないキャラクター」と述懐。「14歳、15歳の少年の心になることが大事だなと思って、当時の自分ともう1回向かい合いました。お酒をやめてみたり、目線を同じにする作業をやってましたね」と語った。教師を「クソムシが!」と罵倒するなどクラスでも浮いている仲村のキャラクターを体現した玉城は、「原作ですでに確立された存在で、仲村さんのファンも付いている状態だった」と撮影前のプレッシャーを打ち明ける。「独特のセリフや立ち姿、異質な感じをどうやって保とうか」と考えたそうで、写真に撮った原作の仲村の姿を現場でよく見返していたという。「撮影の直前に見返したり、携帯の待ち受けにしたり。仲村佐和の一番近くにいられるように心がけていました」と明かした。

ドラマ「マジで航海してます。」に続いて井口の作品に参加した飯豊は「現場での監督は、自分がイメージしていたものを上回るお芝居を目の前でしてくれるんです。それがとてもわかりやすくて、常磐さんを自分の中に落とし込むことができました」とコメント。オーディションで佐伯役に抜擢された秋田は撮影当時15歳だったが、原作に触れたときも、その内容から「読んでいいものなのかどうかわからなかった。役が決まっても佐伯さんが考えていることがわからなくて」と不安になったそう。そんな秋田を井口は「オーディションでも、演技の振り幅がずば抜けてたんです。かわいいシーンはみんなできるけど、佐伯さんのダークなお芝居をできたのは秋田さんしかいなかった。満場一致です」と称賛する。Sっ気のあるセリフを秋田から浴びせられていた伊藤が「普通に傷付いてました。リアルに刺さるんです」と苦笑いを浮かべる場面も。

映画では春日が肉体的、精神的に傷付くシーンが多く、玉城も「いっぱいビンタした。けっこうガチでやってました」と笑顔を見せる。さらに「たぶん人生で誰かにブルマをはかせることは2度とない」と、仲村が春日にブルマをはかせるシーンに言及。「ブルマ」のワードに釣られた伊藤が「嗅いでたじゃないですか、僕……というか春日が。あれはなかなかねえ」と春日が佐伯のブルマの匂いを嗅ぐシーンをしみじみ回想していると、玉城は「すごく(嗅ぐのに)慣れてたじゃん」とからかう。思わず吹き出した伊藤が「マスコミ(いる)!」と慌てると、玉城は「嘘! 嘘! 春日みたいだった」とフォロー。井口から「ブルマの繊維、分子、すべてを吸い取ってくれ」と演出を受けていた伊藤は「最初、この人は何を言ってるんだ?と思ったんですが、嗅いだ瞬間に『春日ってこういうことなのか』とわかったんです。あれがファーストシーンのファーストカットでよかった」と思い返す。当初のスケジュールでは別の場面の撮影が予定されていたが天気の都合でブルマを嗅ぐシーンを先に撮ることになったそうで、井口は「神様が健太郎さんに最初にブルマを嗅がせたんです」と述べ笑顔を見せた。

「惡の華」は9月27日より全国ロードショー。

(c)押見修造/講談社 (c)2019 映画『惡の華』製作委員会

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