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目黒区美術館コレクション展 越境者たち-BEYOND THE BORDERS

20/3/6(金)

いま三重県立美術館で「没後30年 諏訪直樹展」が開かれている。諏訪は80年代に、現代絵画に日本の伝統形式を採り入れた独自のスタイルを確立し、1990年に36歳の若さで事故死した画家。三重の回顧展は同館コレクションを公開するもので、彼の思索の過程をたどることができるが、代表作にして遺作の《無限連鎖する絵画》全3部は、他館が収蔵しているため見られなかった。その第2部を所有する目黒区美術館が「越境者たち」のタイトルの下、川村清雄やパンリアルの作品とともに公開している。《無限連鎖する絵画》とは絵画パネルを次々とつなげていき、文字どおり無限に続く連作のこと。全長20メートルにおよぶ長大な画面は圧巻。

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