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中止となった「たけしの挑戦状」スピンオフ企画“こんてにゅうや”がスタート

ナタリー

20/4/9(木) 12:00

ニッポン放送 開局65周年記念公演「たけしの挑戦状 ビヨンド」メインビジュアル

中止となった舞台「たけしの挑戦状 ビヨンド」のスピンオフ企画が、本日4月9日に始動する。

「たけしの挑戦状 ビヨンド」は、ビートたけしが監修を務めたファミリーコンピュータ用ゲーム「たけしの挑戦状」をもとに、脚本・演出をヨーロッパ企画の上田誠、主演をキングコングの西野亮廣が務める予定だった舞台作品。本作は新型コロナウイルスの影響により全公演中止となったが、公演初日を迎える予定だった本日、公式サイト上にスピンオフ企画「こんてにゅうや」が立ち上がった。「こんてにゅうや」では、上田によるプロットやキャストによるゲームプレイ動画、稽古中の裏話トークなどのコンテンツが随時更新されていく。

また企画最終日となる4月19日には、本公演の公式YouTubeチャンネルにて、上田の構成による番組「まことの挑戦状」が西野の自宅から配信される。本番組には西野のほか、出演予定だったキャストがそれぞれの場所から参加し、上田の指令に応える。

本企画に関する上田からのコメントは以下の通り。

上田誠コメント

「たけしの挑戦状 ビヨンド」を楽しみにしていてくださったお客様、新型コロナウイルスがどうもすいません。挑戦は一旦やめにします。そして、風向きがきたら必ずや、同じキャスト・同じスタッフで再挑戦したい、と願っています。そのために、「たけしの挑戦状」にならって、「こんてにゅうや」というコンテンツ集を設置することにしました。

そもそも「こんてにゅうや」の説明から入らねばですが。昔のゲームには「パスワード」というものがありまして、まだセーブデータがままならなかった時代、プレイヤーはゲームの途中で「パスワード」というひらがなの羅列を書記したものでした。「こまよこもよたそ……」とかこんなのです。これをゲーム再開時に入力すると、また途中から始められます。そして「たけしの挑戦状」において、タイトル画面のすぐ隣にある、この「こまよこもよたそ……」を入力するお店が「こんてにゅうや」なんです。

我々も稽古場でゲームをプレイし、そしてさんざんパスワードをとりました。ゲームオーバーになったときや、一日たってまたゲームを始めるとき。西野さんをはじめ、多くの役者がこんてにゅうやで、この「こまよこもよたそ……」を入力しました。攻略がむずかしいハンググライダーの手前のパスワードなんて、西野さんが指で覚えたほどです。

そして稽古が止まってしまったいま、僕たちは稽古場のパスワードをとるべきだ、と考えました。稽古場のレポートや、途中まで作ったもの、思い出話、お見せしそびれていたお楽しみコンテンツ、などを、随時公開してゆこうと思います。不完全なコンテンツが多くはなってしまいますが、皆様のお目に少しでも触れることが、げーむをさいかいすることへの導きになる、と、勝手ながら思っています。こんてにゅうやは皆さんです。

最終日には、畏れ多くも「まことの挑戦状」と題して、西野座長とキャストのみなさんに、生配信でぼくから挑戦状を出します。セリフは覚えているか。ゲームの腕はなまってないか。あのメロディがいまも耳に鳴っているか。東京公演の千秋楽が終わるはずだった夜に、配信スタートです。どうぞよろしくおねがいします。

劇場でお届けするはずだった公演グッズも、せっかくなので、いや本音をいうと勿体ないしお力添えいただきたいので、販売します。みていない公演の公演グッズを買うというのも一興だな、と思ってくださる方は、ぜひ心のパスワードにどうぞ。

【予習:上演されていたらこんな舞台でした】

サラリーマン・アズマのもとに現れたのは、「たけしの挑戦状」。
1986年に発売されたゲームソフトだ。
発売当時、スキャンダルに揉まれ、クレームの嵐を巻き起こしながら、
80万本以上を売り上げたといわれる世紀のクソゲー。
小学生だったアズマも、つかまされたクチだった。

その「たけしの挑戦状」が、34年ぶりにアズマのもとへ現れた。
もちろん現在のアズマは、ゲームなぞに興じる年齢ではなく。
英気に満ちた職場と、妻と娘に恵まれた、申し分ない人生。
のはずだった。戯れに、コントローラーを握ってみるまでは…。

しゃちょうをなぐり、つまとりこんし、たからのちずをてにいれろ!
34年の時をこえ、画面の中で「あのひと」が嗤う。
「こんなげーむに、まじになっちゃって、どうするの……?」

舞台「たけしの挑戦状 ビヨンド」スピンオフ企画「まことの挑戦状」

2020年4月19日(日)21:00~

構成:上田誠
出演:西野亮廣(キングコング) ほか

ニッポン放送 開局65周年記念公演「たけしの挑戦状 ビヨンド」

2020年4月9日(木)~19日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

2020年4月22日(水)
愛知県 名古屋市青少年文化センター アートピアホール

2020年4月25日(土)
高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール

2020年4月28日(火)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2020年5月2日(土)・3日(日・祝)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

脚本・演出:上田誠
出演:西野亮廣(キングコング)/ 戸塚純貴、鈴木絢音(乃木坂46)、今井隆文、石田剛太、諏訪雅、土佐和成 / 町田マリー、市川しんぺー、小島聖

※本公演は新型コロナウィルスの影響で中止になりました。

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