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初オンライン開催「a-nation」でDa-iCEや浜崎あゆみ、Red Velvet、SuperMら熱演

ナタリー

20/9/1(火) 21:50

浜崎あゆみ(写真提供:エイベックス)

エイベックス・エンタテインメントの企画制作による配信フェス「a-nation online 2020」が8月29日に開催された。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、イベント史上初めてオンラインで開催された今年の「a-nation」には総勢104組が出演。音楽ナタリーでは、Blue Stage、Green Stage、Yellow Stageのアーティストをピックアップし、レポートする。

10月7日にエイベックスからメジャーデビューする豆柴の大群はBlue Stageに登場。5人がメジャーデビュー曲となる「サマバリ」を歌うと、彼女たちの声に続いて「まめまめ」「しばしば」のコールがコメント欄に続々と書き込まれた。コメントが盛り上がる中、豆柴の大群はクロちゃんのプロデュースで話題を呼んだ「りスタート」を披露し、ステージを終えた。豆柴の大群の先輩にあたるEMPiREは1曲目の「This is EMPiRE SOUNDS」でMiDORiKO EMPiREが渾身のシャウトを響かせる。キラーアンセム「Buttocks beat! beat!」ではYU-Ki EMPiREが「楽しんでますか? 一緒にお尻ペンペンしましょう!」と視聴者を煽った。6人は今にも泣き出しそうな表情で「I don't cry anymore」をエモーショナルに歌い上げ、「EMPiRE originals」ではMAYU EMPiREがロングトーンで魅せる。最後は「Have it my way」をエネルギッシュに歌い、ステージを締めくくった。

Green Stageのトップバッター・三浦大知は、エネルギーに満ちたボーカルとダンスパフォーマンスで視聴者を圧倒した。「Blizzard」で舞台上にひざまずきながらの絶唱を見せれば、続く「(RE)PLAY」ではダンサーチームにマイクをパスして軽快なステップを踏む。歌にダンスにと、冒頭から自身の持ち味を全開にした三浦はMCで「すごい時代だなと思います。今の状況に思うことはたくさんあるけど、観ている皆さんが本当に会場にいる気持ちになれるようなつながりを作れたらと思っています。それぞれのスタイルで楽しんで」とコメント。そして続く「Perfect Day Off」で彼がハンドウェーブを求めると、会場のスタッフも呼びかけに反応。カメラの向こう側の盛り上がりを確信した彼は「みんなの姿は見えないけど、最高なのは伝わってきます!」と笑顔を浮かべていた。続くBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEは2月にリリースした「ANTI-HERO'S」でライブをスタート。激しいダンスを踊りながら力強いボーカルとラップで視聴者を惹き付けていく。デビュー曲「テンハネ -1000%-」では、ストンプやアクロバットも披露し、BALLISTIK BOYZらしいステージングを繰り広げた。加納嘉将がライブをできる喜びやファンへの感謝の気持ちを伝え、7人は最新曲「SUMMER HYPE」をリラックスしたムードの中で歌唱。ラストの「PASION」ではラテン調の楽曲に乗せ、情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。

NovelbrightはBlue Stageに登場し、1曲目の「Walking with you」で竹中雄大(Vo)がさっそく伸びやかな歌声を響かせる。山田海斗(G)が弾くメロディアスなギターフレーズでメロウなムードが生み出された「君色ノート」、バラードチューン「また明日」、8月17日に配信リリースされたばかりの新曲「Sunny drop」などバラエティに富んだセットリストでバンドの魅力を十二分に伝えた。Green StageのDa-iCEは「FAKE ME FAKE ME OUT」で序盤からアダルトなムードを生み出し、マイクスタンドを駆使したテクニカルなダンス、ボーカルの大野雄大と花村想太がお互い向き合いながら歌うステージングなど、目まぐるしく展開するパフォーマンスで視聴者を魅了した。一方MCでは「オンラインの可能性は無限。たくさんの方々に観てもらえたらうれしいです」と真面目に語りつつも「チャンネル変えようとしているそこのあなた! 今帰ったらダメですよ!!」「余計なことしゃべんないで曲いこうよ!」と茶目っ気あふれる一面を見せた。そんなコミカルなMCから一転、「FAKESHOW」ではクールな表情を見せ、後半では「君色」「DREAMIN' ON」と夏にぴったりと言えるさわやかなナンバーを立て続けに届けた。

「a-nation」初出演となった2019年7月結成の原因は自分にある。は、鋭いカッティングギターの音と共に「嗜好に関する世論調査」でパフォーマンスの口火を切った。小泉光咲が「新時代のエンタテインメントを僕たちが生み出していくので、よろしくお願いします!」と自己紹介したように、7人は先鋭的な歌詞世界が印象的な"げんじぶ流"のダンスミュージックを、汗が滴るほどの全力で届けていく。「皆さんも一緒に!」と視聴者を盛り上げた「ギミギミラブ」ののち、ラストに届けられたのは彼らのグループ名を冠したデビュー曲「原因は自分にある。」。疾走感のあるピアノの音色が彼らの歌とダンスを彩る中、キメのタイミングでカメラに抜かれた小泉や杢代和人は不敵な笑みを浮かべながら「承認して」と視聴者に訴えかけていた。同じく「a-nation」初出演のM!LKはYellow Stageに和傘を持って登場。和風アレンジの「サラブレッド御曹司CITYBOY」でパフォーマンスをスタートし、「Banzai」「テルネロファイター」「HEADBANG!」とキャッチーな楽曲をメドレー形式で披露していく。メドレーのラストを飾った「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」では山中柔太朗が一輪のバラを手に「Amore!」と言い放ち、ほかのメンバーも「俺」と書かれたうちわを手ににぎやかなステージングで盛り上げた。バラエティ色の強い楽曲のメドレー、そしてハイテンションなMCを経て清涼感あふれる「かすかに、君だった。」が披露されると、序盤とのギャップにコメント欄には驚きの声が次々と書き込まれる。最後の「DEAR LIFE」ではメンバー全員が「KOKUCHI」という文字とニューアルバム「HOME MADE CHU!?」の情報が掲載されたオフィシャルサイトのページがプリントされたTシャツに衣装チェンジ。曲中にパターゴルフや円周率の暗唱など、さまざまなチャレンジに挑戦し、最後は「また来年! あ、勝手に決めちゃった!(笑)」と話しながらステージを降りた。

Green StageのDA PUMPはアッパーなディスコチューン「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」でさっそくハイテンションなパフォーマンスを展開していく。「Around The World」「Com'on! Be My Girl!」などを次々と披露したメドレーコーナーではKIMIのラップが積極的に盛り込まれ、ISSAと息ぴったりなボーカルのコンビネーションを発揮。「if...」では途中からISSAとKIMIの2人だけがステージに残ってパフォーマンスをする場面もあった。色気に満ちたラテンナンバー「Fantasista ~ファンタジスタ~」のサビでは、事前にオーディエンスへのレクチャーも行われた“ふるふるダンス”と“情熱クラップ”が炸裂。そして最後の楽曲「U.S.A.」ではおなじみの“いいねダンス”が飛び出し、ゴキゲンにステージを終えた。

Yellow StageのRed Velvetのステージは、アイリーンとスルギのユニットRed Velvet - IRENE & SEULGIによる「Monster」で始まるというサプライズで幕開け。ジョイとイェリをステージに迎えると最新曲「Psycho」を日本初披露し視聴者を喜ばせた。「Bad Boy」をクールにパフォーマンスしたあとは「Umpah Umpah」「Red Flavor」といったポップなナンバーを連投。Red Velvetらしい楽曲を詰め込んだステージを繰り広げ、パフォーマンスを終えた。EXOのチャンヨルとセフンによるユニット・EXO-SCは暮れゆくビーチの映像をバックに「What a Life」を歌唱。軽快なビートに乗せて「Rodeo Station」を歌い、チャンヨルは「皆さんに会えて本当にうれしいです。最近は皆さんいろいろ大変だと思いますが僕らのステージを見て少しでも元気になってくれたらと思います」、セフンは「皆さんオンラインだからって気を抜いたらダメでーす! 最後まで楽しく遊びましょう!」とそれぞれファンにメッセージを伝えた。その後、チャンヨルとセフンは「Telephone(Feat. 10CM)」や「We Young」「Fly Away(Feat. Gakeo)」などをパフォーマンス。ラストは7月にリリースした「1 Billion Views(Feat. MOON)」を、ダンサーたちが手にするスマホのライトの演出の中でパフォーマンスし、さわやかな笑顔で息の合ったダンスを繰り広げた。

「a-nation」初登場となったSuperMは、世界に名乗りを上げたデビュー曲「Jopping」でライブの幕を開けた。壮大なサウンドに乗せてベクヒョンは豊かなロングトーンを響かせ、7人は圧巻のダンスパフォーマンスで視聴者を圧倒する。一方、中盤の2曲で彼らはハイクオリティなボーカルワークのみでファンを楽しませ、7人の美しいハーモニーから始まった「Dangerous Woman」ではテミンの艷やかなフェイクやルーカスの力強いラップが楽曲を彩った。テミンが日本語で「今年はオンラインの開催でしたが、皆さんが変わらないエネルギーで楽しんでくれていたらうれしいです。またお会いしましょう」と約束するとラストの「100」へ。この曲で再度巧みなフォーメーションダンスを見せ、大きなパワーを放った7人は力強い眼差しをカメラの向こう側へ投げかけていた。

「U」で情熱的にライブをスタートさせたSUPER JUNIOR。モノトーンの衣装で大人の魅力を全開にしたメンバーは続く「2YAOYAO!」でも挑発的なダンスで視聴者を魅了した。キュヒョンは、オンライン開催というイレギュラーな「a-nation」について触れ「今年は涼しい部屋で僕たちと楽しい思い出を作ってほしいです」とファンに呼びかける。「SUPER Clap」「Mr. Simple -Japanese Version-」と、ファンを熱狂させるキラーチューンを次々と披露し、曲数を重ねるごとに視聴者を巻き込んでいった彼らは最後に「Devil」をドロップ。シンドンを筆頭にメンバー同士ふざけ合ったかと思えば、次の瞬間にはクールな視線で魅了する、手練れのパフォーマンスでGreen Stageのトリを飾った。

イベントの大トリを飾る浜崎あゆみのステージは、くっきー!(野性爆弾)とコラボレーションした独創的な雰囲気のオープニングムービーの上映でスタート。映像が終わると、Blue Stageに浜崎がダンサーを従えて登場した。スパンコールジャケットにロングブーツ、そして前髪を作ったポニーテールというルックスの彼女は小室哲哉作曲の新曲「Dreamd a Dream」をパワフルに歌唱し、続く「Startin'」ではステージを彩るダンサーやサポートメンバーを紹介。2曲終えたところで一度浜崎は退場し、オールブラックのワンピースに着替えてステージに戻ると、“絶望三部作”と呼ばれている「vogue」「Far away」「SEASONS」を丁寧に届けた。その後、浜崎は浴衣に着替え「glitter」から始まるメドレーを披露。気持ちよさそうに「BLUE BIRD」を歌ったあと「本当にたくさんの思い出を皆さんと一緒に作れて本当に本当にうれしかったです」とファンにメッセージを伝えた。最後に浜崎が「July 1st」をパフォーマンスすると、銀テープがステージに降り注ぎ、華々しいフィナーレとなった。すべての演目が終わり、ステージ後方のビジョンには打ち上がる花火の映像が。浜崎は視聴者たちと花火を楽しみ、笑顔でステージを降りた。

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