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「星の子」芦田愛菜、岡田将生からの謝罪にも笑顔「お互い全力で演技しました」

ナタリー

20/9/29(火) 20:16

芦田愛菜

「星の子」公開直前大ヒット祈願イベントが本日9月29日に東京・コニカミノルタプラネタリア TOKYOで開催され、主演を務めた芦田愛菜が登壇した。

大森立嗣が監督した本作は、怪しい宗教を信じる両親に育てられた少女ちひろの葛藤を描く物語。芦田がちひろを演じ、永瀬正敏と原田知世がちひろの両親に扮した。

イベントではまず、原作者の今村夏子からのコメントを紹介。「時折り見せる力強いまなざしに、この子はきっと大丈夫だ、とこちらに思わせてくれるような、一筋の希望を見ることができました」という今村からの賛辞に、芦田は「うれしいです」と笑顔を見せつつ、「この映画は原作に忠実な作品だったので、撮影中は小説でどのようにちひろの心情が書かれていたっけと何回も読み返していました」と明かす。

役柄について「家に帰ると宗教や両親のことで悩んでしまうちひろがいる一方で、学校に行けば心許せる友達もいる。そういう多面的な部分を表現できたらいいなと思って演じました」と話した芦田。ちひろとの共通点を聞かれると「私はいつも演じているときに役に近付いていってしまうんです。撮影中も家族に『役が抜けてないよ』って言われることもあったりして。常にちひろが心のどこかにいた気がします」と回答した。

続いて、ちひろが一目惚れする新任の数学教師・南隼人を演じた岡田将生からのビデオメッセージが到着。ちひろに厳しい言葉を浴びせる役どころだった岡田から「すみませんでした」と謝られた芦田は、「役なのでお互い全力で演技させていただきました」とほほえみ、「今度はぜひ仲のいい先生と生徒役で共演させていただきたいです!(笑)」と願いを込める。休憩中は和気あいあいとしていたそうで、「車に乗るシーンでは寒さも吹っ飛ぶくらい待ち時間が楽しくて。数学の先生だったので教室では『どうやって解くんだっけ?』って聞いてくださったり、すごくフランクに接してくれました」と岡田との共演を振り返った。

プラネタリウムで行われたこの日のイベントでは、芦田がステッキを振り星空へと点灯する場面も。最後に芦田は「ちひろはたくさんの人の意見を聞いて悩んでいきますが、最終的には周りの人のように両親を外枠だけで判断してしまうのではなく、自分を大切に思ってくれている心の部分を信じるようになったのかなと思います。この映画を観た皆さんが、信じるってなんだろうとか、自分が信じたいと思える大切な人は誰なんだろうと考えるきっかけになっていただけたらうれしいです」と真摯に語り、イベントを終えた。

「星の子」は10月9日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

(c)2020「星の子」製作委員会

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