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森崎ウィン Aiming To Overseas

作曲しています 7万円ぶんの余分な投資

月2回連載

第45回

こんにちは。森崎ウィンです。

今週からドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂』がスタートします。僕が演じるのは、バー「三ツ星洋酒堂」のオーナー・小林です。もうビジュアルは見てくれた? そう、ヒゲです。大人っぽくていい感じだな〜と思っているんですが、どうでしょうか。ドラマも素敵なお話なので、ちょっと遅い時間ですが、おやすみ前のひとときに観てもらえたらうれしいです。

では、今日は最近やっていることについて話します。

実は年明けに作曲用のプラグインを買ったんですよ。プラグインというのは、簡単に言うと、使っている作曲ソフトの機能を拡張させるために新しくソフトを追加することで。僕の場合は作曲の幅を広げるために、もっといろいろ音を増やしたいなと思って、そのためのプラグインを買ったんですけど、それが4万円したのね。

ところが、いくらパソコンにインストールしても、うまく立ち上がらなくて、一向に使えない。しかもこういうプラグインってなぜか英語とドイツ語しか言語が対応してなくて。いくら説明を読んでもなかなか入ってこない。で、他に同じようなところでつまずいている人がいないかなっていろいろブログとかあさってみるんだけど、僕のつまずいているところがあまりにも初歩の初歩すぎて、誰もそんなの解決法とか書いてないの。おかげで、年明け早々、6〜7時間くらいずっとパソコンの前で固まっていました(笑)。

とはいえ、いつまでも固まっているわけにはいかないぞと。このまま作業が進まないと困るから、結局悩んだ末にもうひとつ別のプラグインを買いました。そっちが7万円。計11万円の出費です。痛いねー!

しかも7万円のプラグインをインストールしてから、試しにパソコン本体を再起動してみたら、どれだけ探しても見つからなかった4万円のプラグインも出てきて。なんだよ、ちゃんとインストールできてたんじゃん!というオチ(笑)。どうやらインストールしたあとは一度再起動をしなくちゃ立ち上がらなかったみたいです。全然知らなくて、7万円も余分な出費をしてしまいました…。

でもね、その分、めちゃくちゃ作曲環境が充実したから後悔はしていません。こうなったら11万円投資した分、絶対にいい曲をつくって取り返してやろうと意気込んでいます。

やっぱね、サウンドが増えたおかげで一気に音がよくなった。簡単にトラックを並べてみただけで、すげえいい感じの曲に聴こえるの。あとはもう僕のセンス次第ですね(笑)。

作曲はインスピレーションなところがあって。いいフレーズが浮かんだらピアノで弾いてみて、それをスマホのボイスメモで録音します。今の課題は、自分の中で固まっているスタイルから離れること。どうしてもコード進行が同じようなものになっちゃうから、それはやめて。できる限り今までの自分が使ったことのないようなコードを入れていきたいなと挑戦中です。

前回も書いたけど、今年は音楽を頑張りたくて。今、めちゃくちゃスイッチが入っている。まだどこで発表できるとか決まっているわけじゃないんだけど、やっぱりつくり続けることが大切だと思うから。ここでストックをつくって、いつかみんなの前で披露できる曲ができたらいいなって。

しっかりスキルを磨いて、早くみんなの前で僕のオリジナル曲を歌えるように頑張るから、どうか楽しみにしていてください。

森崎ウィンでした!

<編集部より撮影ウラ話>

今回から撮影イメージを一新。30歳を迎えて、ますます大人っぽくなるウィンくんの男の色気を切り取るというコンセプトのもと、セッティングを行いました。

スタジオの白ホリをバックに、プロジェクターの光を浴びて佇むウィンくん。さっきまで楽しくおしゃべりしていたウィンくんスマイルから一転、その視線に退廃的な憂いが宿ります。場のイメージに合わせて、瞬時に表情を切り替えられるところは、さすが俳優ならではの表現力。スタッフ陣も思わず言葉を忘れたように撮影の様子を見守っていました。

でも、休憩タイムになると、お土産に持ってきたお菓子をおいしそうにペロリ(笑)。その食べっぷりは見ていて気持ちがいいほど。男っぽくもあり、少年っぽくもある。くるくる変わるウィンくんの多彩な表情を改めて目の当たりにした1日でした。

※「教えて!ウィン!」は今回はお休みです。引き続きみなさんからの質問募集中です~!

プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡る。2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAX(現、解散)のメインボーカルとして活躍した。俳優としても様々な映画、ドラマ、舞台に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。2018年、日緬共同制作映画『My Country My Home』に出演、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演を務め、現地のテレビ局mntvで冠番組「Win`s Shooow Time!」を持ち、様々な広告に出演するなどミャンマーで大ブレイク。スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。近年の映画出演作に、 『海獣の子供』『トゥレップ』『蜜蜂と遠雷』(19)、『キャッツ』(20)などがある。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。またメ〜テレ制作の連続ドラマ『本気のしるし』(19)にて初の連ドラ主演を果たした。2020年は世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本キャスト版Season2(主演:トニー役)に出演。

撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/添田和宏、衣装協力/コート¥116,000、シャツ¥78,000、パンツ68,000、シューズ¥39,000/すべてヨウジヤマモト(ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03-5463-1500)
※すべて税抜き価格

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