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関ジャニ∞ 丸山隆平の新たな表情に期待 真木よう子主演ドラマ『よつば銀行』で“はまり役”に?

リアルサウンド

19/1/21(月) 6:00

 2019年になり、新しい連続ドラマも少しずつスタートし始めた。今期もジャニーズタレントたちが、多くの作品に出演し、期待が高まっている。その中のひとつが、関ジャニ∞・丸山隆平が出演する『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系)だ。

 同作品は、1993年から1997年に『モーニング』(講談社)で連載された漫画が原作。都市銀行で働く女性総合職の主人公・原島浩美(真木よう子)が、大胆な発想と行動力で業績不振の支店を立て直し、上り詰めるストーリーだ。

 1月21日に放送される第1話は、女性行員の積極登用を推進する「輝く女性プロジェクト」が発表され、業績不振の台東支店・営業課長に原島が大抜擢されるところからスタートする。しかし、そこには頭取の座を狙う副頭取・津島雅彦(柳葉敏郎)の目論見が隠れている。さらに、女性が課長に着任したことに対しても冷ややかな反応。中でも次期課長と言われていた丸山演じる加東亜希彦は、特段冷たい反応を示す。

 丸山演じる加東は、営業課のエース社員。自分よりも年次が下の原島が営業課長になったことで嫉妬し、衝突しつつも、結局原島のペースに巻き込まれていく。最終的には何かとアドバイスをしたり、おせっかいを焼くという役どころだ。いわゆる「まじめなエリートで冷たい印象があるけれど、実はいい人」というキャラクターである。

 実際、丸山も「僕が演じる加東は、とてもまじめで上昇志向の強い男だと思います。まじめさが故に融通が利かなかったりもあるのですが、そういった部分が愛される部分でもあるのかなと思います」とコメントしている。さらに、稲田秀樹プロデューサーは「今までにない新鮮な役どころながら、実は人の熱意や押しに弱いという人間味も兼ね備えたキャラクターで、丸山さんにはまさに“はまり役”だと確信しています」と語っているが、その通りだと感じる(参考:公式サイト)。

 演技にフォーカスされることが少ない丸山だが、過去の出演作品を観てみると優れた俳優であることが分かる。

 例えば、『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)で演じた田中くん。普段の丸山は空気を読まず(あえて読んでいないのかも?)、前へ前へ出るキャラクターだが、田中くんを演じた時はそれを封印し、何も主張しない平凡な真面目な男を好演。そして、映画『泥棒役者』で演じた大貫はじめは、元・泥棒だがすっかり足を洗い、慎ましいながらも恋人と幸せな生活を送っている男。根っからの真面目人間・はじめを、丸山らしさを活かしつつ愛すべきキャラクターに仕上げていたのが印象的だった。一方、2018年10月7日に放送された『誘拐法廷』(朝日テレビ系)では、食えない弁護士役を熱演。ヘラヘラしているようで実は正義感があり、機転を利かせて主人公の天吹芽依子(松嶋菜々子)を救うシーンが度々あった。人畜無害の若者、悪者になりきれない泥棒、食えない弁護士……など丸山はいかようにも化けられる役者なのである。

 加東もこれまでにない新しいキャラクター。いかようにも化けられる演技力然り、丸山のラジオなどでたまに飛び出す毒舌や、変に真面目な一面も活かせるだろう。1月21日から役者・丸山隆平の新しい顔が見られることは間違いない。
(文=高橋梓)

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