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MAPA初ワンマンでアルバム「四天王」再現、狂った祭りを繰り広げて「また音楽で会いましょう」

ナタリー

MAPA

アイドルグループ・MAPA(マッパ)が、11月9日に東京・WWWで初のワンマンライブ「MADPARTY」を開催した。

10月開催のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」でお披露目となったMAPAは、コショージメグミ(ex. Maison book girl)改め古正寺恵巳と、ZOCの新メンバーオーディションに参加した宇城茉世(うしろまよ)、紫凰ゆすら(しおうゆすら)、神西笑夢(じんざいえむ)により結成された4人組グループ。ZOCも所属するTOKYO PINKがマネジメントを手がけ、楽曲プロデュースを大森靖子、振り付けを雅雀り子(ZOC)、衣装の制作をファッションブランド・AMNIが担当している。お披露目から約1カ月後の初ワンマンライブでMAPAは、同日に発売された1stアルバム「四天王」の収録曲を収録順に全曲披露。ライブならではの演出も交えて、その“MAD”な世界観を表現した。

グループのロゴマークがスクリーンに映し出された開演前の場内。大森による注意事項のアナウンスでフロアが活気付く場面もありつつ、悲しげなピアノ曲がずっと流れており、やけに神妙な雰囲気が漂っている。そんな中、「MAD♪ MADPARTY♪」と歌う声がトライバルなビートとともに響きわたると、メンバー4人が1人ずつステージに登場。ポジティブな姿勢が歌詞とサウンドに表れた「聴く薬」でライブを開始し、ハイテンションなパフォーマンスで場内のムードを一変させた。その勢いのまま4人は、アルバムタイトル曲「四天王」を披露。この曲は「おじーちゃん おじーちゃん おじーちゃん」と連呼する歌い出しが強烈なナンバーで、ライブ前に公開されたカオティックなミュージックビデオも話題となっていた。

アクの強い2曲を連続で浴びせ、MAPAのユニークさを観客に理解させた4人は、「狂った祭りを繰り広げてー!」という紫凰のかけ声から「私たちMAPA! よろしくお願いします!」と挨拶し、1人ずつ自己紹介。過去にアイドルとしての経験がなく、初々しさや緊張がにじみ出る紫凰、神西、宇城とは異なり、古正寺はフランクに観客やメンバーに語りかけ、和やかなムードを生み出す。そんな古正寺に「ちょっと日和ってたでしょ?」と指摘された紫凰は、MC冒頭のかけ声をやり直すことになり、「狂った祭りを繰り広げてぇえ!」と何度も連呼。4人は「繰り広げてなんなんだろうね?」「その先が気になるよね」と笑い合ったあと、「ここから先が答え」と話をまとめ、パフォーマンスを再開した。

3曲目の「レディースクリニック」で、ここまでとは打って変わってシリアスな表情を見せたMAPA。続く「Nirvana」ではより感情を込めて声を振り絞り、エモーショナルなバラード「真夏の卒業式」につなげた。ここでスクリーンにノイズが走ると、スマホを手にしたメンバーは、ピアノの旋律に乗せて、朗読を始める。4人が語ったのは、コールセンターで働く派遣社員の物語。教材のセールスを担当する中で、普段交わることのなかった“母親”という生き方に触れ、その尊さに感銘を受ける心情が淡々と語られた。

「そんな人生の選択肢考えたこともなかった。選ぶとしても、もう少し先になると思うけど、それまでは……おとなちゃれんじ♪」とおどけた調子で朗読が締めくくられると、アルバムの中でも一際キュートなナンバー「恋は馬鹿のすること」へ。4人はジャジーなサウンドに乗せて複雑な感情を歌い、「バカぁ!」と何度も叫ぶ。鎮目のどか(ZOC)が吹くトランペットの音色もフィーチャーされたファンキーな「恋愛以上期待未満」、80'sテイストの「BE BY BE BYE」に続く「古参LOOP」では、ファンを思うアイドルの心情を描いた歌詞を切なげに歌った。

アルバム13曲中9曲を歌い終え、「こういう感じなんだって思いました? どういう感じのライブなんだろう?って身構えて来てくれたと思うけど、まだ身構えてるよね?」と観客に問いかける古正寺。ここで持ち出されたのが、“テッテレー棒”と命名されたスティックバルーンだ。この“テッテレー棒”は、「極楽チケット」を購入した観客にも配られており、4人はこの棒の振り方をレクチャーしたあと「運命テッテレー」をパフォーマンス。古正寺がパフォーマンスに入る前に萎んでしまった自分の棒を紫凰の持つ棒と交換したり、メンバー同士でチャンバラを演じたりとステージ上でワチャワチャしつつ、観客と一緒に棒を振って一体感を作り上げる。さらに各メンバーをほかの3人が紹介し、「かっとばせー!」というコールからそれぞれが決めゼリフを放つ「MAPA応援歌」が続けて披露され、この日の盛り上がりは最高潮となった。

疾走感あふれる「蒼夜ミルキーロード」を届け、アルバム収録曲も残り1曲となったところで、4人は今の思いを1人ずつ語る。宇城は練習漬けの毎日を送る中で、初めて整骨院に行ったことを明かしながら「ここが終わりじゃなくてスタートなので、みんなにまた来てもらえるようなパフォーマンスができるようにがんばりたい」と意気込み、続く神西も「ステージに立ったらめっちゃ楽しいから、これからも高み、というかもっと先へとがんばってっていきたい」とコメント。MAPAに加入したことで自身の“ポンコツさ”に気付いたという紫凰は、付いていけるのか不安があったと明かしつつ、「この場所を守っていきたいし、靖子さんの書いてくれた詞をできる限りいろんな人に届けていきたい」と語った。

古正寺は、この1カ月間の3人の奮闘に触れ、「『がんばらなくていいよ』って言いそうになるけど言わないというのをがんばってました」と振り返る。また自身が所属していたMaison book girlのメンバーについても言及。「ワンマンライブあるんだって言ってたんですけど、やっぱり呼ぶのをやめたんですよ。なんか今日ここに3人がいたら弱い部分を見せちゃいそうになるなと思って」と語りつつ、「お花送ってくれてすごいうれしかった」と感謝した。

そして「今日は音楽をすごく楽しむことができました」と語った古正寺が、「この先もいろんな音楽に出会えたらいいなって思っているので、ぜひMADPARTYをよろしくお願いします」と呼びかけると、最後の曲「アイドルを辞める日」がスタートした。この曲では4人が踏み台に乗り降りしながらポエトリー調の歌に思いを込め、後半では古正寺が感情をぶち撒けるようなパフォーマンスで観客を圧倒。「音楽で会いましょう!」と力強く叫んだ。すべてのパフォーマンスを終えた4人は一礼すると、大きな拍手に包まれながら1人ずつ退場。最後に残った古正寺は、去る前にもう一度深々と頭を下げた。

なおMAPAは12月に東名阪ツアー「四天王TOUR」を開催。12月11日に愛知・伏見JAMMIN'、12日に大阪・ESAKA MUSE、14日に東京・WWW Xでワンマンライブを行う。

MAPA「MADPARTY」2021年11月9日 WWW セットリスト

01. 聴く薬
02. 四天王
03. レディースクリニック
04. Nirvana
05. 真夏の卒業式
06. 恋は馬鹿のすること
07. 恋愛以上期待未満
08. BE BY BE BYE
09. 古参LOOP
10. 運命テッテレー
11. MAPA応援歌
12. 蒼夜ミルキーロード
13. アイドルを辞める日

MAPA 四天王TOUR

2021年12月11日(土)愛知県 伏見JAMMIN'
[第1部]OPEN 13:00 / START 14:00
[第2部]OPEN 18:00 / START 19:00

2021年12月12日(日)大阪府 ESAKA MUSE
[第1部]OPEN 13:00 / START 14:00
[第2部]OPEN 18:00 / START 19:00

2021年12月14日(火)東京都 WWW X
OPEN 18:00 / START 19:00

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