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豊田利晃の「怪獣の教え」公演延期、窪塚洋介「夢を見ることに飽きることなんてない」

ナタリー

20/4/6(月) 12:00

「怪獣の教え THE FINAL」ビジュアル

ライブシネマ「怪獣の教え THE FINAL」のタイトルが「怪獣の教えEmission of Light」に変更決定。あわせて公演延期が発表された。

4月24日から5月3日にかけて神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールで上演される予定だった本作だが、7月31日から8月10日まで同ホールで振替公演を行うことが決定。主催、制作を担当するIMAGINATIONは新型コロナウイルス感染拡大の影響により神奈川県が主催イベントの中止を発表したことを受け、「怪獣の教えEmission of Light」も同様に観客と関係者の安全を考慮し、公演延期を決めた。すでにチケットを予約している人は振替公演のチケットを優先的に予約できるよう準備しているという。詳細については各プレイガイドとの協議後、IMAGINATIONの公式サイトおよびSNSで発表される。

演出、脚本、映像を担当した豊田利晃は「特効薬が開発され、感染拡大が止まることを望んではいますが、ウイルスが死滅することはないと思います。ウイルスと共に生きていく覚悟も私たちには必要なのではないでしょうか。そのことも踏まえて舞台も進化させ、より力強いものに仕上げていきます」とコメント。出演者の窪塚洋介は「どんな現実でも『夢を見ることに飽きることなんてない』そう言えるように。皆さんに笑顔でお会いできることを楽しみにしています」とつづった。

なお「怪獣の教えEmission of Light」では小笠原諸島の青い海を1隻の船で漂う2人の男と“怪獣の教え”の秘密を知る女・クッキーの姿が描かれる。初演から引き続き、窪塚が国家の秘密を暴露し政府から追われる天作、渋川清彦がパラダイスで生きることに葛藤している島育ちの大観に扮し、今回新たに芋生悠がクッキーを演じる。

豊田利晃 コメント

新型コロナウイルスについての情報がメディアで拡散されていく中、重く捉える人、軽く捉える人、会う人それぞれ捉え方が違います。命が脅かされる不条理、経済的な困窮、心に忍び寄る恐怖感。海外の状況は驚くほど深刻でもあります。チケットを買って楽しみにしてくれている人たちも、4月から稽古を開始するキャスト、ミュージシャン、スタッフたちも同じ不安を抱えています。

過去、現在、未来の時間の流れの中で生きている私たちですが、今は現在の中でずっと足踏みしているような状態です。まるで未来を奪われた囚人のようです。人を愛するには未来への期待が必要です。誰もが明るい未来をイメージできるのにはもう少し時間が必要だと思います。
特効薬が開発され、感染拡大が止まることを望んではいますが、ウイルスが死滅することはないと思います。ウイルスと共に生きていく覚悟も私たちには必要なのではないでしょうか。そのことも踏まえて舞台も進化させ、より力強いものに仕上げていきます。

4月24日から5月3日の「怪獣の教えTHE FINAL」は公演を延期します。
7月31日から8月10日に「怪獣の教えEmission of Light」として赤レンガ倉庫ホールで公演を振り替えます。
Emission of light=放光、発光。
私たちが恐怖感を拭い去り、再び、自らの光を発光する力を獲得し、舞台で観客の皆様と一緒に、透き通った未来を共有できる日が来るまで、牙を磨いて待っています。未来を恐れることはない。夏に逢いましょう。

窪塚洋介 コメント

混沌の大海原が荒れ始めました。
俺は白い岩礁の上に立ち、鉄の杭を手にしたまま、彼方で手招く雷を眺めている。
大きな嵐が来るようです。
今はまだ始まったばかり…
心の手綱をしっかりと握り、優しさというコンパスの指す未来へ向かいましょう。
どんな現実でも「夢を見ることに飽きることなんてない」そう言えるように。
皆さんに笑顔でお会いできることを楽しみにしています。

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