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ジョージ秋山追悼企画『ビッグコミックオリジナル』 さいとう・たかを、ちばてつや『浮浪雲』雲と新之助を描く

リアルサウンド

20/7/4(土) 13:22

 『ビッグコミックオリジナル』14号(7月4日発売)にて、ジョージ秋山追悼企画が実施された。

関連:【画像】さいとう・たかをが書いた『浮浪雲』の雲

 同誌上で44年に渡って『浮浪雲(はぐれぐも)』を連載し、去る5月12日に逝去したジョージ秋山(享年77)を追悼する企画。ジョージ秋山を敬愛し、影響を受けた漫画家たちによるジョージ秋山作品のキャラクター+メッセージに加え、『浮浪雲』の全1039話の中から編集部厳選の1話を掲載している。

 参加した漫画家は、さいとう・たかを、ちばてつや、本宮ひろ志、高橋留美子など41名。

■編集部コメント
 ジョージ秋山氏の追悼号に『浮浪雲』の一話を再録することに決めたはいいものの、連載44年、全1039話の中からひとつを選ぶのは至難の業でした。『浮浪雲』という作品は、人間の営みを、つまり生と死をずっと描いてきた作品だからです。
 「風のせい」という今回再録した一編は、まさに生と死を描いたものです。この作品の中で(1039話の中でも本当に滅多にないことですが)主人公の”雲”が涙を流して泣いています。
 大切な人を失った時、大切な人を失った人を目の前にした時、できることは何もない。ただ「その死」を抱きしめて泣くことくらいしかできないのだと。今、痛感しています。

■ジョージ秋山 略歴
1943年4月27日、東京都生まれ、栃木県足利市育ち。1966年に『ガイコツくん』(別冊少年マガジン)でデビュー。1968年、『パットマンX』(週刊少年マガジン)で講談社児童まんが賞を受賞。1970年、漫画史に残る名作『銭ゲバ』(週刊少年サンデー)、『アシュラ』(週刊少年マガジン)を次々に連載。社会に衝撃を与えた。1973年にはビッグコミックオリジナルで代表作『浮浪雲』の連載を開始。1978年に同作で小学館漫画賞を受賞。1978年、1990年の二度にわたりテレビドラマ化もされた同作の連載は、2017年の最終回まで44年に及んだ。他、『ザ・ムーン』(週刊少年サンデー)、『ばらの坂道』(週刊少年ジャンプ)、『花のよたろう』(週刊少年チャンピオン)『ピンクのカーテン』(週刊漫画ゴラク)、『恋子の毎日』(漫画アクション)など数多の作品を執筆。漫画界に多大な功績を残した。2020年5月12日急逝。次回作を構想中であった。

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