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桑田佳祐、サザン『ほぼほぼ年越しライブ』について語る! 嵐へのエールも

リアルサウンド

20/11/30(月) 18:00

 サザンオールスターズが今年の大晦日、無観客の年越しライブ『サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ 2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」supported by SOMPOグループ』(横浜アリーナ)を開催することが発表された。コロナ禍により社会的にも、音楽シーン的にも激動だった一年、ライブの締めくくりには疫病退散と無病息災を祈念し、「みんなで上げよう!! 全国Keep Smilin’花火」とした花火が打ち上げられるという。国民的バンドの粋な発表に、音楽ファンから喜びの声が相次いでいる状況だ。

 そんななか、桑田佳祐が11月28日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(JFN系38局ネット)にて、同ライブについて大いに語った。番組冒頭、「2020年、泣いても笑ってもあと1カ月。今年はコロナに散々と振り回された年ですが、もう一踏ん張りでございます。最後はサザンと一緒に、燦々と明るい新年を迎えませんか?」と桑田。東京を中心に、感染者数が再び増加していることを憂慮しつつ、「医療に携わる方々、本当にご苦労様でございます」と語り、「他人事じゃないので、一人ひとりが気をつけましょうね」と注意を呼びかけた。

 そんななか、早くも年越しライブを楽しみにしているファンの声が届く。「年越しライブ、開催ありがとうございます!」との感謝の言葉から始まり、テーマになったのは、『サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ 2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」supported by SOMPOグループ』という、サザンらしい茶目っ気たっぷりのタイトルについてだ。

「長い、長すぎる、けど面白すぎです。何が起こるかまったく予想できないこのタイトル。もしかして、同じ日にライブをやっているあの嵐の5人が来ちゃったり!? 桑田さん、そこのところどうなんですか?」

 冒頭にも「『お疲れ様でした!!』で終わっておけばいいのにね……」と話していた桑田。この「嵐を呼ぶ~」は、石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』から来ていると説明。国民的グループとはまったく無関係だが、同日にライブをする5人に敬意を払い、「テレビで共演すると、櫻井(翔)くんがいつもあの大きな目で真っ正面から僕のことを見つめて、『おつかれさまです! いついつはお世話になりました!』って挨拶をしてくれて。櫻井くんに話しかけられるとうれしくなっちゃう」として、「嵐さんにも頑張っていただきたいと思います!」とエールを送っていた。

 また、2018年の紅白歌合戦でサザンオールスターズと奇跡の共演を果たしたことも記憶に新しい松任谷由実の言葉と、桑田の言葉に共通点を見出すリスナーからのメールも届いていた。「昨夜、ユーミンさんがテレビに出演され、“引退は考えたことがなくて、いつもどう続けるかを考えている。死ぬまでユーミン”と語っていました。桑田さんも年越しライブの発表に合わせて、“ライブは永遠に不滅です!!”と語っていましたね」として、それが自分にとって(この日のメールテーマとなっていた)“2020年の重大ニュース”といえるほどうれしかった、という趣旨のメッセージだ。桑田は「この年齢でこの仕事をやらせてもらっていることへの感謝。いろんな人との出会いがあってこその自分なんだと。“死ぬまでその感謝の気持ちは変わらない”ということを、ユーミンはおっしゃっているんだと思う」と共感していた。

 サザンは42回目のデビュー記念日を迎えた今年6月25日にも、横浜アリーナで『サザンオールスターズ 特別ライブ 2020「Keep Smilin’ ~皆さん、ありがとうございます!!~」』と題した無観客配信ライブを行っている。このことについても、ファンから印象的なメッセージが届いていた。

「今年の重大ニュースは、やはりコロナの感染拡大と東京オリンピックの延期ですね。でも、閉塞感と無力感いっぱいの日々のなか、サザンがライブをするというニュースを聞いたときの感動は今も忘れません。慣れない配信に手こずりながらも、スマホの画面に見えた、スタンドの椅子一つひとつに置かれたリストバンドの映像を見たとき、涙が出ました。笑顔を忘れず、前を向くことの大切さをあらためて教えていただきました」

 桑田は「こちらこそ教えてもらっています。“ありがとう”ですよ」として、2020年東京オリンピック共同企画のテーマソングであり、五輪の延期が発表された後も、コロナ禍で悩みや不安を抱える人たちを優しく鼓舞するように響き続けている「SMILE~晴れ渡る空のように~」をオンエア。そして最後には、「はっぴいえんど」を生歌で披露した。ファンならよくご存じのように、活動休止からの復帰第一作目となったアルバム『葡萄』(2015年)の収録曲で、命あること、そして多くの人々に支えられていることへの感謝を歌った名曲だ。

 桑田が今回の年越しライブを決めた背景には、やはりコロナ禍で元気を失っている人々の心を少しでも軽くしたい、楽しんでもらいたい、という思いがあったようだ。今回の放送でも、「私の知り合いの飲食店の方々なども、生き残りをかけて大変な思いをしている。いろんな分野で、みなさん大変なご苦労をされていて、人生観すら変わらざるを得ない状況だと思います」と、リスナーの心に寄り添いながら、「ここはもうしばらくのガマン!」と、今を前向きに生きることの大切さを伝えていた。そんな桑田、サザンオールスターズが、この2020年の締め括りにどんなライブを見せてくれるのか。今から楽しみでならない。

『Keep Smilin’〜“出来ることから”ちょっとずつ〜』特設サイト

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『ニッポンハム ムーンライト・ミーティング 桑田佳祐のやさしい夜遊び』

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