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稲垣吾郎×二階堂ふみ『ばるぼら』11月20日(金)全国公開 甘美で退廃的な日本語版ポスターも

ぴあ

20/8/24(月) 11:06

『ばるぼら』 (c)2019『ばるぼら』製作委員会

手塚治虫による同名漫画を原作とした映画『ばるぼら』が11月20日(金)に公開されることが決定した。

1970年代に『ビッグコミック』(小学館)で連載され、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫による大人向け漫画『ばるぼら』。”映画化不可能”と言われていた本作が、手塚治虫生誕90周年を記念し初映像化され、第32回東京国際映画祭・コンペティション部門の正式招待をはじめ世界各国の映画祭を巡回、反響を呼んだ。そして、2018年の製作発表から2年の月日を経て、映画『ばるぼら 』が11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国、待望の凱旋公開される。

日本、ドイツ、イギリスから唯一無二のスタッフとキャストが集結。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を『半世界』『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の稲垣吾郎、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらをNHK連続ドラマ小説『エール』でヒロインとして出演中の二階堂ふみが演じる。日本映画界でも異彩を放つふたりが『ばるぼら』の異世界に全身全霊で挑んだ。共演陣には渋川清彦、石橋静河、美波ら国内外で活躍する豪華俳優陣が集結。監督は手塚治虫の実子であり、ヴェネチア国際映画祭デジタルアワード受賞した『白痴』や東京国際映画祭招待作品の『ブラックキス』など、独特の映画美学により国際的に評価される手塚眞が勤め、撮影監督にはウォン・カーウァイ監督作品等の映像美で知られるクリストファー・ドイルが務める。

公開に先駆け、今回日本版のポスタービジュアルと場面写真が公開された。ポスタービジュアルは海外版ポスターを踏襲し、美倉が持つペンにばるぼらが宿る絵をメインに甘美で退廃的な世界観を表現。印象的なキャッチコピー「狂気の果て。あれは幻だったのだろうかー」が添えられ、映画への期待が高まる仕上がりに。また、以下メインキャストの稲垣、二階堂に加え、手塚監督からもコメントが届いた。

●稲垣吾郎(美倉洋介役)
「都会の吹き溜まりに真実は潜んでいる。あらがえない輪廻転生の中に自分の人生もまるごと引きずりこまれていく」
そんな思いと共に今も僕の中にばるぼらが生きています。
手塚眞監督、スタッフの皆さん、そして役を共に生き抜いてくださった二階堂ふみさんをはじめとしたキャストの皆さんにも心から感謝しています。

●二階堂ふみ(ばるぼら役)
曇天の新宿を、稲垣さん演じる美倉洋介と走り続けました。
湿ってて、汚れてて、それでも愛おしさを感じてしまう人間の感情に埋れながらも、美倉先生はひたすら貪欲にそれらを追い続けておりました。
雑踏の中、希望を示してくださり、助けていただき、感謝しかありません。

●手塚眞監督
手塚治虫生誕90周年を記念してはじまった映画『ばるぼら』。自分がこれまで描いてきた映画の世界と手塚治虫マンガの接点があるとすれば、この作品に違いないと選んだ原作でしたが、まさに夢のようなキャスト、スタッフが奇跡のように集結し、夢を見ていたかのような撮影、そしてこれも夢の中のようなベルリンのスタジオで魔法のように完成。東京国際映画祭をはじめ多くの国際映画祭への招待。なにもかもが「芸術の女神(ミューズ)」の粋な取り計らいなのだと信じています。稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの美しさはまさに芸術品。そしていよいよ多くの皆さんと夢を分かち合えるときが巡ってきました。恐らくミューズは、映画館から閉塞的な世の中へ奇跡をふりまくことでしょう。愛と狂気についての映画ですから、理屈も言葉も超えて、陶酔の世界を堪能していただければ嬉しいです。

『ばるぼら』
11月20日(金)より シネマート新宿、ユーロスペースほか全国公開

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