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松居大悟「僕の拠点であり、自信作です」 劇団ゴジゲンによる新作公演『朱春』開幕

ぴあ

21/4/1(木) 21:00

ゴジゲン第17回公演『朱春』 写真:関信行

松居大悟主宰の劇団ゴジゲンの新作公演『朱春』が4月1日、下北沢ザ・スズナリにて開幕した。

ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズや映画『くれなずめ』の監督としても注目を集めている松居の作・演出による本作タイトルは、青春の時代を過ぎても“朱夏”(人生の真っ盛りの壮年期)になりきれないことを意味している。

キャストはテレビや映画にも活躍の場を広げる奥村徹也や東迎昂史郎、松居大悟、目次立樹、本折最強さとし、善雄善雄の劇団員6人が顔を揃えた。温泉宿の一室を舞台に、解散の最終演目を終えた6人組お笑いユニットを演じる。

物語は解散発表をどうするか話し合っていたはずが脱線して冗談を言い合い、賑やかに進んでいく。隣の部屋で騒ぐ若者たちの登場や自らの過去を思い出す場面ではノスタルジーがありつつ、やがてどこまでが現実なのか予想もつかぬ展開が彼らを待っている。ゴジゲン初進出となるザ・スズナリの舞台構造を効果的に使った演出にも注目だ。

そしてゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」の4月期のラインナップも発表となっている。今月は公演本番前のルーティンや劇場のバックステージツアーなど、本公演にちなんだ企画が盛りだくさん。ぜひ『朱春』と併せて楽しんでほしい。

<作・演出:松居大悟 コメント>
なんでこんな時代にこんな非生産的なことをやっているんだろう。小劇場なんて。毎日検温して、マスクつけて稽古して、PCR検査で不安になって、座席も制限して、興行として成り立つわけがないのに。それでも劇をやっているのは、今、人間でいてよかったな、と思えるし、思ってもらいたいから。

『朱春』は今までで一番台本に苦戦しました。それは、こんなめちゃくちゃな世の中で、何気ない瞬間を描きたかったから。物事に大きい小さいなんてなくて、あなたの物差しがいつも正しい。そんな大切なことを見失いがちで、作品にしていくうちにこぼれ落ちていく感覚にこそ、真理が宿ると思っていて。小劇場でこそ届くもので。それが僕にとっては、劇団をやっている理由、演劇をやっている理由なのかもしれないです。ゲネを終えた後に「くだらないシーンで泣きそうになった」と言ってもらえて、嬉しくなったんです。

4月1日から11日まで、ザ・スズナリで劇をやっています。舞台に関わる全員が陰性で感染対策もしています。当日券は毎回出ますし、来れない方は配信もあります。興行としては赤字まっしぐらですが、お金なんかより気持ちを信じて、上演します。YouTubeもひとまず4月も週2回続けてみます。「人間っていいな、小劇場っていいな」と思えるものを届けますので。そういうのはゴジゲンに任せてください。僕の拠点であり、自信作です。今日からスズナリで、朱春を。

■舞台情報
ゴジゲン第17回公演『朱春』
4月1日(木)~4月11日(日)上演
会場:下北沢 ザ・スズナリ

チケット:
前売:3,800円 / 当日:4,200円
U-22:2,200円(要年齢確認証提示)
配信 2,500円

■配信情報
ゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」
https://www.youtube.com/channel/UC4O0cxxVXuRzpsOuG53hgcA
4月期ラインナップ

4月3日(土):
【演劇】ゴジゲン『チェリーボーイ・ゴッドガール』(2009)【期間限定】

4月7日(水):
【演劇】劇団の本番前ルーティン

4月10日(土):
【演劇】朱春バックステージツアー【ザ・スズナリ】

4月14日(水):
【生配信】ゴジゲンのゴジラジ#4~朱春アフタートーク~

4月17日(土):
【生配信】「はたらかないせんとうき」を話そう

4月21日(水):
【激辛】石垣島出身の男が辛いものを食べてみた

4月24日(土):
【バードウォッチング】鳥を見に行こう

4月28日(水):
【生配信】「●浴●ウォー●」って何?

※タイトルや内容は変更となる可能性あり。

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