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坂本龍一がジョニー・デップ製作&主演映画「MINAMATA」の音楽担当

ナタリー

21/4/22(木) 8:00

映画「MINAMATA」より。(c)Larry Horricks

坂本龍一が音楽を担当する映画「MINAMATA(原題)」が9月に公開されることが決定した。

映画「MINAMATA」は日本の四大公害病の1つとして知られる水俣病を題材とした作品。水俣病の存在を世界に知らしめた写真家のユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスが1975年に発表した写真集「MINAMATA」をもとに、ジョニー・デップが製作および主演を務める形で映画化された。映画では、報道写真家としての功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージンが当時の妻アイリーンとともに水俣を訪れ、1971年から1974年の3年間を現地で過ごして人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく姿が描かれる。

また主演のジョニー・デップのほかに、ビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子といった面々がキャストとして参加している。

ジョニー・デップ コメント

W・ユージン・スミスに、昔からとても興味がありました。彼が辿ってきた人生や、彼が体験したこと、そして、何を犠牲にして、あのような瞬間を写真に捉えることができたのかなどを知りました。
そして、水俣に関する記事を読み、知識を深めていくうちに、実際にそれが起こったという事実に衝撃を受けました。しかも、その影響は解決されたわけではなく、未だに続いているということは、それ以上に衝撃的なことです。一人の関心を持つ者として、この歴史は語り継がれなければならないと思いました。映画の持つ力をフルに活用して、伝えたいメッセージを発信することが、私も含めて、ここにいる我々の願望でした。
我々は皆、ただの一片のホコリで小さな力なのです。もし私たちが窮地に立たされたとき、誰かが率先して、巨大な壁を壊そうとすれば、きっと大勢の人々が後に続いてくれるはずです。

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