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いま、最高の一本に出会える

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ビビを見た!」より。(撮影:前澤秀登)

松井周演出「ビビを見た!」開幕に岡山天音「皆さんにとってのビビを見つけて」

ナタリー

19/7/5(金) 12:39

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ビビを見た!」が、昨日7月4日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

松井周が上演台本・演出を手がける本作は、大海赫による同名の絵本を原作にした新作舞台。主人公の盲目の少年ホタルは「7時間だけ見えるようにしてやろう」という声を聞く。しかしホタルの目が見えるようになると、彼の母や町の人は光を失ってしまい……。

初日を終え、ホタル役の岡山天音は「この作品の世界はすごく奥行きがあって、特にビビと二人きりのシーンは演じる度に言葉に対する解釈が変わるので、これから毎回その奥行きを見つけていくのが楽しみですし、お客様にも『この世界はどこまで続いていくんだろう』という感覚で観ていただけるような作品にしていきたいですね。皆さんにとってのビビを見つけてもらえたら嬉しいです」と観客にメッセージを送る。原作絵本を「自分にとって原点」だと言う上演台本・演出の松井は「色々チャレンジングな方法を使って、俳優にもスタッフにも無理難題を強いたと思いますし、作品が生まれるまでは難産でしたが、良い生まれ方をしたなと思いました」と手応えを語った。

本作には岡山のほか石橋静河、樹里咲穂、久ヶ沢徹、瑛蓮、師岡広明らが出演している。上演時間は約1時間40分を予定しており、公演は7月15日まで。なお岡山と松井のコメント全文と、石橋、樹里からのメッセージは以下の通り。

岡山天音コメント

今日は、開演数分前に松井さんとすれ違ったときに「色々言ったけれど今日は楽しんでください!」と言われて、その言葉がすっと入ってきて思い切って舞台に立てました。
この作品の世界はすごく奥行きがあって、特にビビと二人きりのシーンは演じる度に言葉に対する解釈が変わるので、これから毎回その奥行きを見つけていくのが楽しみですし、お客様にも「この世界はどこまで続いていくんだろう」という感覚で観ていただけるような作品にしていきたいですね。皆さんにとってのビビを見つけてもらえたら嬉しいです。
明日からも頑張ります!

石橋静河コメント

あっという間の稽古期間で、「もう初日!?」というのが正直な気持ちですが、キャスト・スタッフ共に素敵なメンバーに恵まれ、楽しい創作の時間でした。
演出家の松井さんは、笑いながら難しいことを要求する方。でもそれが不可能な事とは決して思えずどうしたらうまくできるのかを考え、常に前進する気持ちを奮い立たせる方です。
「ビビ」は特別で不思議な役で、私も体験したことがない舞台でした。お話も決して分かりやすいものではありませんがお客様ひとりひとりが感じていただけることが全てで、それを楽しんでいただければと思います。

樹里咲穂コメント

お稽古から色々な失敗を繰り返し、今の今まで模索し続けましたが、初日にようやく「これがやりたかった」というレベルまで持ってくることができ、ほっとしています。
初めて松井さんとご一緒しましたが、つくってはすぐ壊し、ブロンズ像を作っているような感覚で舞台の演出をしているように感じました。松井さんがやりたいことが純粋に伝わり、その想いに応えたいと思わせる方です。
原作者・キャスト・スタッフ全員のパッションが込められた舞台です。決して当たり前ではないが、誰もが起こりうる世界を体感してほしいと思います。

松井周コメント

自分にとって原点ともいえる絵本を舞台化することができて、今日は本当に感無量です。
色々チャレンジングな方法を使って、俳優にもスタッフにも無理難題を強いたと思いますし、作品が生まれるまでは難産でしたが、良い生まれ方をしたなと思いました。そしてこれからもっと良くなっていくと思いますので、ぜひ、劇場でご覧ください。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ビビを見た!」

2019年7月4日(木)~15日(月・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

原作:大海赫
上演台本・演出:松井周
出演:岡山天音、石橋静河、樹里咲穂、久ヶ沢徹、瑛蓮、師岡広明 / 大村わたる、熊野晋也、岩岡修輝、長尾純子、中島妙子、小林風花

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