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風間俊介の嬉し泣きが話題に プロポーズ、結婚、妊娠、『監察医 朝顔』は“日常”を紡いでいく

リアルサウンド

19/8/6(火) 6:00

 上野樹里が主演を務める月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)が、8月4日放送の第4話にて第1章完結を迎えた。

 物語の大きな節目となったのは、朝顔(上野樹里)の妊娠。事件の解剖で青酸ガスを吸ってしまった朝顔は入院を機に、身ごもっていることを告げられる。「こういうのどっちに先に言うか迷ったんだけど」と朝顔は、お見舞いにやってきた父・平(時任三郎)と夫となる桑原(風間俊介)に妊娠を伝える。赤ちゃんに事件の影響がないことを確認しホッとする平とは対照的に、声を上げ泣き始める相変わらずの桑原。

 第3話にて桑原は正式に平へと結婚の報告を済ませたものの羽目を外してしまい、泥酔して迷惑をかけるといった失態を犯していた。そんなこともありながらも、2人はまた刑事としてバディに戻りながら、今回晴れて義理の家族の関係となろうとしている。桑原は嬉しさのあまり義父にあたる平に抱きつく始末。「何なの? 俺じゃないだろ!」という平のリアクションはごもっともで、「うぅ……ごめんなさい……」と離れようとしない桑原の姿に、すっかり見慣れてしまったのも、彼のキャラクターの魅力だろう。何も言わず、そっと病室を出て2人の時間を作る平。扉を閉め、スッと深呼吸、微笑みを浮かべる父親としての姿に、穏やかで温かな平の心情が読み取れる。

 平と桑原の関係性が再び近づいたのは、「ただ君の気持ちは分かる。俺も義理の父親はちょっと苦手だ」という平のセリフだった。平の義理の父親に当たるのは、里子の父・浩之(柄本明)。平は、2011年3月11日に東北で被災した妻・里子を今も捜し続けている。しかし、浩之は平のことを快くは思っていない。気が向いた時にだけ東北に来て、当てつけみたいに捜し、また戻っていく。

「もう8年経った。8年もだ。里子の位牌もつくった。戒名も付けた。いいかげん受け入れろ」

 そう言って浩之は、平を追い返そうとする。けれど、平にとっては、きっと“8年しか”なのではないだろうか。平が茶子(山口智子)に向けて、自分の気持ちを整理した際に話していたように、彼自身も前を向いて生活をしながら日々何かを見つけようとしている一人。心の傷を負った被災者だ。受け入れることが一つの答えなのかもしれないが、それぞれの心の在り方は別である。茶子の「あなたは自分のしたいことをするべきです」、そして朝顔の「お父さんを止めない。好きにさせてあげてほしい」という、そっと見守ることが、ただ希望を捜し続ける平にできる方法なのだ。

 『朝顔』はどんどんと物語が進んで行く。プロポーズも妊娠も、まるで日常の一部であると言わんばかりに。新章に突入する第5話では、幸せ絶頂でラブラブな朝顔と桑原の一方で、「甘えるな。とにかく出て行きなさい」と朝顔に告げる平の姿。「旅立ちの時」とは、朝顔と桑原の同棲を意味するのか。朝顔は新たな人生へと歩みを進める。(渡辺彰浩)

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