「イタリア映画祭2021」のオンライン上映2部が、明日6月17日から7月18日にかけて実施される。このたび作品ラインナップが発表された。

2001年に始まり、今年で21回目の開催となる「イタリア映画祭」。新作を中心としたオンライン上映1部の開催を終え、続く2部では過去の映画祭で上映された作品がフォーカスされる。

ラインナップには長編10本、短編2本が選出された。マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作「輝ける青春」は、1960年代から約40年にわたりイタリアの一家族を描いた6時間を超える叙事詩。ルイジ・ロ・カーショやアドリアーナ・アスティが出演しており、第56回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリに輝いた。そのほか脚本家としても知られるエットーレ・スコラが監督を務めた「ローマの人々」、「いつだってやめられる」の主演俳優エドアルド・レオが監督・出演したコメディ「俺たちとジュリア」などが並ぶ。

さらに1部で好評を博した、ルカ・グァダニーノが伊シチリア島で撮影した短編ドキュメンタリー「フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ！」、「いつだってやめられる」シリーズのシドニー・シビリアによる短編コメディ「あなたの不幸はわたしの幸せ」の配信が会期終了まで延長されることも決定した。短編2本は朝日IDに登録すれば無料で視聴可能だ。

イタリア映画祭2021

オンライン2部 2021年6月17日（木）～7月18日（日）

＜上映作品＞
「フォルトゥナータ」
「ピューマ」
「愛のために戦地へ」
「俺たちとジュリア」
「われらの子供たち」
「レオパルディ」
「僕たちの大地」
「やがて来たる者へ」
「ローマの人々」
「輝ける青春」
「フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ！」（短編）
「あなたの不幸はわたしの幸せ」（短編）