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レイニーデイ・イン・ニューヨーク

20/7/3(金)

軽やかなロマンティックコメディの形を取りつつ迷える男を描く、ウディ・アレンらしい作品。 主人公ギャツビー(ティモシー・シャラメ)はペンシルバニアで大学生活を送っているが、生粋のニューヨーカー。週末、アリゾナ生まれの彼女が大学の課題としてニューヨークで映画監督を取材することになり、同行するが……。 「俗物」に反発し、街をさまよう主人公は、アレンの思いを仮託したソフトな現代版ホールデン・コールフィールドといったところ。クラシックな空間を転々とする姿を見ていると時空を超えた存在のようにも思えてくる。最後は、雨降って地固まる。アレン自身の毀誉褒貶についてはそうはいかず、見終わった後、悶々としてしまうのだけれど。

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