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志田未来が『監察医 朝顔』を通して語る「命」との向き合い方 「改めて悔いのないように」

リアルサウンド

19/8/5(月) 6:00

 新人監察医の主人公・朝顔(上野樹里)が東日本大震災で行方不明となったままの母・里子(石田ひかり)への悲しみを抱えながら、笑顔と涙を繰り返し、少しずつ前へ進んでいく姿を描く月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)。

 今回、リアルサウンド映画部では、本作に出演する志田未来に初のインタビュー。第2話からの出演となった志田が演じるのは、朝顔が勤める興雲大学の法医学教室に飛び込んできた医学部生の安岡光子。光子を演じる意識と本作のテーマである「命」との向き合い方について語ってもらった。

【写真】『監察医 朝顔』で志田未来が演じる光子

■「丁寧に臨みたい」

ーーオファーがあった際、本作のどんなところに魅力を感じましたか。

志田未来(以下、志田):『ブルドクター』(日本テレビ系)という作品でも法医学教室の司法解剖をしているところにアルバイトで通う女の子という、ちょっと似たような役で出させていただいたことがあって、再び司法解剖を通して死と向き合う作品に参加させていただけるのは嬉しかったです。『監察医 朝顔』では実際に起きた東日本大震災の部分もしっかり描かれるというところで、大きな題材を取り扱っているので、丁寧に臨みたいなと思いました。

ーー光子はどういうキャラクターだと捉えていますか。

志田:すごくサバサバした性格で、思ったことはなんでもすぐ口に出してしまうのですが、どこか憎めないというか、可愛らしい部分がある好奇心旺盛な女の子なんだなと思います。

ーー確かにちょっと強気な女の子に見えたのですが、2話で初の解剖の際に倒れてしまったり、人間味があるキャラクターだなと感じました。ご自身と共通する部分はあります?

志田:あんまりないです。光子は初対面でも気にせず自分の意見をしっかり言いますが、私はこんなに物事をはっきり口に出せないです。

ーーこの前出演されていた『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)では「辛口審査員」として結構ズバッと意見を言われていたなと思って……(笑)。

志田:そうですね(笑)。番組の時には「思ったことは言ってください!」って言われたので、言った方がいいのかなと思って言いました(笑)。でも友達とか仲が良い人に対しては、わりとはっきり話せる方です。

ーー今回のように自分と似ている部分がない役などは、どんなイメージで演じているんですか?

志田:現場で監督がアドバイスを出してくれたり、こうした方がいいんじゃない? と教えてくださるので、そこで学びながら演じます。

ーー光子は『監察医 朝顔』の物語の中で、どんな存在を担っているのでしょう。

志田:法医学教室での会話の場面では、クスッと笑えるくらいテンポの良いシーンになれたら良いなと思って意識して演じていることが多いです。それから視聴者の方は、きっと法医学や司法解剖のことをあまり知らないと思うので、光子と同じ目線に立って見ていただいて、ドラマを楽しんでいただけたらいいなと思います。

■「真っ直ぐで、すごく素敵な方」

ーー主演の上野さんは撮影現場でどんな印象ですか?

志田:前にご一緒した時は、あまりお話しする機会もなくて、一対一でお芝居する場面もなかったので、今回ちゃんと共演させていただけるのがすごく嬉しかったです。バラエティ番組などで見せる姿と同じで、真っ直ぐで、すごく素敵な方です。

ーー「月9」の大先輩・山口智子さんとも共演ですね。

志田:事務所の先輩なので、お会いする前はすごく緊張していました。ただ、本当にサバサバされている方で、前室にいらっしゃる時など、その場を盛り上げてくださったり、とても楽しい方です。

ーーここまでの撮影を通して、特に印象に残っているシーンはありますか?

志田:解剖のシーンは、どのシーンも印象に残っています。撮影自体もハードで、しっかりとご遺体と向き合う時間なので、すごく集中力を使います。毎回撮影が終わった後は、疲れからドッといろんなものが出てくる感覚になるくらいです(笑)。

■「悔いのないように」

ーー女優としてこれまでたくさんの作品に出演されていて、一番楽しいなと感じる瞬間はどんな時ですか?

志田:お芝居自体がすごく好きなので、常に楽しいなと感じていますが、作品が終わった後は、達成感をものすごく感じます。毎回、この役と出会えてよかったなという思いになって、幸せな気持ちでいっぱいになります。

ーー今まで20年くらい女優をやってきて、演技について子供頃から気持ちの変化はないですか。

志田:6歳の頃に始めて、最初はこんなにずっと続けられるとも思っていなかったですし、まだ「女優さんになりたい」という思いもそんなに強くなかったので、今こうしていられるのは、本当に周りの方に支えられているからだなと強く感じます。大きな目標があるわけではないですが、お世話になった方々と、またご一緒させていただいて恩返しができるようにずっと続けてていきたいです。

ーー転機となるタイミングはあったのでしょうか?

志田:高校卒業するときに、ちょうど当時お会いしていた君塚(良一)監督が「学生という武器を捨てるんだから、今まで以上にしっかり一つひとつ作品に取り組んでいったほうがいいよ」と声をかけてくださりました。それで自分は、“このままじゃダメ”ではないけど、もっとちゃんとしっかり考えて、お芝居をしていかなきゃいけないんだなと強く思ったことが転機というか、そんな時期だったのかなと感じることはあります。それまでは学校に行って授業を受けて、合間で現場に行ってと、どっちつかずな感じだったのですが、社会人になって、仕事に集中できるようになりました。

ーーそれでは、最後に『監察医 朝顔』の今後の見どころをお願いします。

志田:亡くなった方の最後の真実だったり、最後に伝えたかったことは何かというのを皆さんと協力して明らかにしていく作品です。「命」と向き合うということで重く捉えがちですが、すごく心が温かくなるストーリーが多いので、ぜひ見ていただきたいです。物語の後半では、5年後が描かれるようなので、光子の成長という面でも楽しみにしていただけたらと思います。

ーー志田さん自身はどのように命と向き合っていますか?

志田:元々、やりたいことはやって、伝えたい相手に自分の想いは伝えるのを意識して今までの人生を生きてきたので、この作品と出会って、改めて悔いのないようにこれからも過ごしていきたいと感じました。

(大和田茉椰)

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