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安斉かれん×三浦翔平が語る、『M 愛すべき人がいて』への意気込み 鈴木おさむの脚色にも注目

リアルサウンド

20/4/18(土) 12:00

 歌手・浜崎あゆみが誕生するまでを描いた小松成美の小説『M 愛すべき人がいて』が連続ドラマ化され、テレビ朝日系にて4月18日より放送、ABEMAでも独占配信される。

参考:三浦翔平主演『会社は学校じゃねぇんだよ』がアツい! 超現代的なドラマの根幹にある熱量の高さ

 昨年大ヒットを記録しワイドショーなどで幅広く取り上げられた注目作を映像化する本作。脚本は鈴木おさむが担当し、アユとマサの純愛に加え、鬼トレーナーのしごき、過酷なデビュー争い、壮絶な嫌がらせ、恋路を阻む強敵たちとの戦いが展開されていく。

 今回、福岡から上京し、トップスターに上り詰めていくことになるアユ役に抜擢された、ドラマ初主演となる歌手・安斉かれんと、希代のプロデューサー・マサ役として安斉を支える三浦翔平にインタビュー。お互いの印象や注目作の映像化に対する思いを語ってもらった。

■安斉「『私でいいの?』という感じでした」
ーー浜崎あゆみさんが平成の歌姫となるまでの知られざる物語の連続ドラマ化となる本作ですが、演じる上で、役作りなどどのように取り組んでいますか?

三浦翔平(以下、三浦):実在されている人物なので、知人などにお話を聞いたり、後は原作を読み込んでいっています。今回脚本を担当される鈴木おさむさんの色が付け足されており、少し脚色された部分も出てくるんです。知人を通してモデルとなった方にお聞きしたところ、「とにかくトンガってやってほしい」という言葉をいただきました。なので、ギラギラした感じの90年代を表現できればなと思っています。

安斉かれん(以下、安斉):私もご本人にはお会いしたことはないですが、初めてのお芝居なので、私なりにたくさん台本を読んで、イメージトレーニングをひたすらやって必死でついていこうとしています。

ーー安斉さんは、本作が本格的な演技初挑戦となりますが、お話をいただいたとき率直にどんなお気持ちでした?

安斉:「私でいいの?」という感じでした。演技に関しては、もともとPVの撮影などもあったので、週1くらいでレッスンはしていたのですが、本格的にやったことはなかったです。でもとにかくやってみようと思いました。撮影中ずっとドキドキしてます。

ーー三浦さんから見て、そんな安斉さんの印象はいかがですか?

三浦:安斉さんとお会いしたとき、第一印象ですごくアユっぽいなと思ったんです。すごく良い子で純粋な20歳です。何も知らない子が福岡から出てきてトップスターになるというすごく振り幅のある役だから、難しい役柄だと思うけどとにかく頑張ってねと。マサとアユの関係性と一緒で、現場の人たちとできる限りのサポートをしながら、いかに安斉かれんという女優がいいお芝居をできるような環境を作れるかが、僕の仕事だと思っています。

ーーそんな安斉さんは、三浦さんの印象についていかがですか?

安斉:スタッフさんと話しているときも、周りのことをすごく見てくれていて、尊敬します。お芝居だけじゃなくいろんなところを吸収していければなと思います。リハーサルでご一緒させていただいたときとかに、すごくいろいろとご指導してくれて、優しい方だなと思いました。

ーーご指導というのは?

三浦:ご指導なんてそんな偉そうなことはしていないですよ(笑)。監督やプロデューサーさん、現場のスタッフさんを含め、クランクイン前にリハーサルを行ったんです。もちろん監督の演出があるので、「こう動きたいから、こうしていいですか?」といった風に、自分の要望をしっかりと伝えました。そんなご指導なんてできません(笑)。

安斉:三浦さんが出ているいろんな作品も観させていただいたんですけど、俳優さんってすごいなと改めて思いました。正直めちゃめちゃ緊張していました(笑)。

■三浦「これだけの反響があるということは、逆にいいチャンス」
ーー原作を読まれた感想を教えてください。

三浦:小松成美さんの原作では、アユのピュアな気持ちがすごく感じ取れて、これだけ愛していたんだと。恥ずかしながら、少し泣いてしまうような部分もあって、今大人になって、あのとき聞いていた曲の意味を知れました。台本については、若干劇的なシーンだったり、おさむさんならではの色が出ているので、これはどう原作と擦り合わせようかと現場で議題に上がることがあります。そこをいかにアユのファンの方たちや、『M 愛すべき人がいて』の2人に関わる人たちに、失礼のないように演じられるかというのを考えています。

安斉:心の繊細な部分や、ピュアな部分が描かれていて、綺麗な物語でした。ドラマの方では、原作になかったような面白いエピソードが盛り込まれているので、私自身もどんな作品が出来上がるのかすごく楽しみです。

ーーお二人はご自身の役柄をどのように捉えていますか?

安斉:ピュアな部分も持ちつつ、心の中にハングリー精神を抱えている人物です。そういったところを自分でどう表現していけばいいのか、たくさん考えていきたいなと思っています。私自身は、あまり人と比べて考えたことがないので、そういった部分を自分の中に入れていくのは難しいですね。

三浦:実在しているから、すごく難しいですよね。おさむさんの脚本のマサに関していうと、すごくアツい男です。アツく作ってます。力のあるプロデューサーなんですけど、自分よりも才能のある人たちと出会って、先見の明があって、周りがなんと言おうと自分の道を突き進んでいくマサ像が描かれていて、けっこうグイグイいくタイプです。「ぜってー負けねえ」というセリフが何度か出てくるんですけど、ハングリー精神の塊のようなキャラクターになっています。

ーー話題作のドラマ化とあって反響も大きかったのではないでしょうか?

三浦:どう? 出演決まって友達やお母さんから何か言われた?

安斉:そうですね。「びっくりした」というようなことは言ってくれました。

三浦:10年以上芸能界にいるので、いろんな人から「頑張ってね」とは言っていただきました。周りというか世間的な反響を考えると、良くも悪くも注目度の高いドラマだと思うんです。アユのファンの方だったり、当時を知る人たちからすると、「こんなの全然違う!」といった意見ももちろんあると思います。でも、僕らは僕らでドラマを精一杯作るし、これだけの反響があるということは、今ドラマが観られなくなっている時代にしては、逆にいいチャンスなんじゃないかなと思っています。

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