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時代に翻弄される人々を軽やかに描く、玉造小劇店「眠らぬ月の下僕」開幕

ナタリー

18/6/29(金) 15:22

玉造小劇店配給芝居vol.23「眠らぬ月の下僕」より。

造小劇店配給芝居「眠らぬ月の下僕」が、6月27日に大阪・近鉄アート館で開幕した。

本作は「悲劇をいかに楽しく見せるか」をテーマにわかぎゑふが描き続けている、近代史を背景にしたシリーズの新作。昭和初期の一般家庭に生まれた少年の身に降りかかる劇的な出来事を通し、“普通に生きられない時代”に生まれた人々の姿が描かれる。

14歳で人数合わせのため満蒙開拓団として満洲に行くことになった喜久雄は、終戦直後にソ連軍の侵攻に巻き込まれ西へ逃げる羽目に。運命に流されながら地球を一周して日本に戻ってくると、運命の糸の先とも言える事実に出会い……。

開幕に際し、喜久雄を演じる劇団員のうえだひろしは「実際にあった時代とともに進んでいく作品なので、見ながらも色んな感情が湧いて来る作品なんだと思います。お芝居の見せ方もユニークですよ」「重厚な内容ですが、俳優陣がそれを感じさせないように演じているのも魅力です」とコメントを寄せている。

上演時間は約2時間。大阪公演は7月1日まで。東京公演は7月3日から8日までザ・スズナリにて。

うえだひろしコメント

時代がどんどん展開し、お芝居のテンポ良さで、全く長く感じなかったというたくさんのお声をいただき、まずは安堵しております。
今作品はやはり実際にあった時代とともに進んでいく作品なので、見ながらも色んな感情が湧いて来る作品なんだと思います。
お芝居の見せ方もユニークですよ!

重厚な内容ですが、俳優陣がそれを感じさせないように演じているのも魅力です。
時代と人間がどういう風に関わって生きているのか、わかぎがしっかりと描き、役者はそれを理解して演じる事が出来る。皆さんとても頼もしいです!
僕の演じる喜久雄は本当に感情的にはハードなのですが、演じていてとても楽しく、とても演じ甲斐を感じております。
是非、ご来場下さい!

玉造小劇店配給芝居vol.23「眠らぬ月の下僕」

2018年6月27日(水)~7月1日(日)
大阪府 近鉄アート館

2018年7月3日(火)~8日(日)
東京都 ザ・スズナリ

脚本・演出:わかぎゑふ
出演:野田晋市、うえだひろし / 桂憲一、八代進一、小椋あずき、鈴木健介、浅野彰一、美津乃あわ / 長橋遼也、松井千尋 / コング桑田、わかぎゑふ

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