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ぶあいそうな手紙

20/7/15(水)

(C)CASA DE CINEMA DE PORTO ALEGRE 2019

ブラジル南部のポルトアレグレの街を舞台に、頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好きだが視力を失いつつある独居老人、78歳のエルネストが、偶然知り合った23歳のどこかパンクなブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼み、“手紙の読み書き”のため、エルネストの部屋に出入りするようになって進んでいく物語。 ポルトアレグレにある小さな映画会社が生んだ可笑しくて温かいラテンアメリカらしい愛にあふれた小ぶりな映画だが、素晴しい脚本は映画をこんなにもおもしろくするんだと心から拍手を贈りたくなる。 監督・脚本はアナ・ルイーザ・アゼヴェド。映画史に残るキューバ映画の傑作『苺とチョコレート』の原作小説で知られる作家セネル・パスが脚本に協力したことも話題になったが、劇中で流れるカエターノ・ヴェローゾの名曲『ドレス一枚と愛ひとつ』の使い方も絶品だ。こういう映画を観て欲しい。

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