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役所広司「竜とそばかすの姫」で細田守と3回目のタッグ、主人公の父親に

ナタリー

役所広司

細田守の監督作「竜とそばかすの姫」に役所広司が参加していることが明らかに。主人公の女子高生すずの父親に声を当てる。

本作は50億人以上が集うインターネット仮想世界「U」と出会ったすずの姿を描く長編アニメーション。歌姫の“ベル”というアバターで一躍注目を浴びるすずの前に、竜の姿をした謎の存在が現れるさまを描く。すずのキャストは発表されていないため続報を待とう。

細田とは「バケモノの子」「未来のミライ」に続くタッグとなった役所。父娘は過疎化が進む高知の田舎町にて2人で暮らしている。役所は妻の亡きあと娘を大切に思いつつも、距離感をつかめないままでいる役どころだ。

「未来のミライ」以来の声優業となった役所は「出来るだけ絵の雰囲気に近いやさしさと思春期の娘を持つ父親の距離感を大切に、互いに深い傷を持ちながらも寄り添っていく過程を表現できたらいいなと思いながら演じました」とコメント。細田は「そのお声から娘がどういう状態でも受け止める、という父親の覚悟を感じました! 役所さんに演じていただけて、本当に光栄です!!」と語っている。

さらにスタジオ地図10周年と「竜とそばかすの姫」の公開を企画して、細田の監督作である「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「未来のミライ」の場面カットが無料開放されることが明らかに。詳細はスタジオ地図の公式Twitterで発表されるので確認してほしい。

「竜とそばかすの姫」は7月16日より全国でロードショー。

役所広司 コメント

細田監督の大ファンで、作品をいつも楽しみにしているので、「バケモノの子」「未来のミライ」と続き、今作も参加できてとても嬉しいです。
今回は主人公の父親役で、出来るだけ絵の雰囲気に近いやさしさと思春期の娘を持つ父親の距離感を大切に、互いに深い傷を持ちながらも寄り添っていく過程を表現できたらいいなと思いながら演じました。
娘のすず役の方は、張った声もささやく声も素敵で、声のコントロールが自在にでき、歌も素晴らしかったです。
監督の絵コンテを観ると、自由な発想がそのまま映像になるアニメは、つくづくすごいなと感じます。
高知と<U>の風景のギャップは、メリハリが効いていて、この映画の醍醐味だと思います。僕はSNSには疎いですが、若い方々は身近に感じながら生活しているので、今作で自分がインターネットの中で生きている姿を客観的に見ているような不思議な体験ができるのではないでしょうか。
出来上がりはまだ想像もつきませんが、監督の作品は非常にダイナミックな一方、家族を丁寧に繊細に描き、子どもが大きく成長する物語が多いので、この映画を見て、コロナ禍の中ですが、子どもたちが、前向きに生きる勇気や希望が持てるようになることを期待しています。

(c)2021 スタジオ地図

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