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『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』メイキング映像 ヨナス・ダスラーが特殊メイクで変身

リアルサウンド

20/1/17(金) 12:00

 2月14日公開の映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』より、メイキング映像が公開された。

参考:動画はこちらから

  『ソウル・キッチン』『女は二度決断する』のファティ・アキン監督最新作となる本作は、ドイツ・ハンブルクで1970年代に実際に起きた連続殺人事件の犯人フリッツ・ホンカについての物語を、同名のベストセラー小説をもとに描き出したスリラー。夜な夜な行きつけのバー「ゴールデン・グローブ」へやってきては、孤独な女性たちに近づいていた、一見無害で負け犬に見えるフリッツ・ホンカの姿を描く。

 主演を務めたヨナス・ダスラーは、舞台を中心にドイツで活躍する新進気鋭の実力派若手俳優。初主演作『LOMO – The Language of Many Others(英題)』と、今年5月に日本でも公開された『僕たちは希望という名の列車に乗った』でバイエルン映画賞新人賞を受賞。本作では、毎日特殊メイクに3時間かけて、折れ曲がった鼻、特徴的な斜視、極度に猫背のフリッツ・ホンカへと変身した。本作の活躍により、ヴァラエティ誌が選ぶ「注目すべきヨーロッパの若手映画人10人」にも選出されている。

 公開されたメイキング映像では、主演のダスラーが特殊メイクを施される様子が映し出されている。

 ダスラーがフリッツ役に抜擢された理由は、バイエルン映画賞の授賞式に出席したダスラーを見かけたファティ・アキン監督の妻が、「彼があなたのフリッツ・ホンカよ」と監督にアドバイスをしたことがきっかけだと言う。当時40歳の連続殺人鬼役に22歳の俳優を起用するとは思いもよらなかったというアキン監督だが、「ヨナスの“若さ”が、むしろ、フリッツ・ホンカというキャラクターの脆弱さと複雑さを繊細に表現し、作品に深みをもたらしてくれた」と語っている。

 また、アキン監督がダスラーの起用に踏み切ったのは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』での特殊メイクでアカデミー賞を受賞した辻一弘のメイクをスクリーンで目にしたことが理由の一つだと言う。アキン監督自ら特殊メイクアップアーティストに掛け合い、綿密な打ち合わせを重ね、プロジェクトは進行。結果として、毎日3時間かけ、折れ曲がった鼻、特徴的な斜視、極度な猫背を生々しく再現した。 (文=リアルサウンド編集部)

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