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「東京ディグ/ライズ」チラシ表(Artwork and Design by Miyamoto Eiichi)

芸劇dance「東京ディグ/ライズ」、北尾亘「必要なのは実感を伴う感覚」

ナタリー

19/7/17(水) 13:19

芸劇danceのワークショップ発表会「東京ディグ/ライズ」が、7月20・21日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで行われる。

これはBaobab主宰の北尾亘を講師に迎えた、芸劇danceワークショップの発表公演。今回の企画では「自分たちの暮らす場所、街や界隈、都市の歴史や物語を掘り起こし(DIG)、そこから“新しい祭りを建て上げる”(RISE)」というコンセプトのもと、約10日間のワークショップが実施されている。ワークショップのレクチャーゲストには、木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一、浄土宗月影寺の住職・藤井正史、ケダゴロの下島礼紗、そして東京高円寺阿波おどり振興協会から冨澤武幸と早川沙緒里が迎えられた。

開幕に向け、演出・振付を担当し、出演もする北尾は「『前衛的で芸術性に富んだ身体表現』というイメージを引き剥がし、『誰もが触れることができ、多くの人々に喜びをもたらす共感のダンス』に変わろうとしている今。そこで必要なのは、きっと“実感を伴う感覚”なのです」とコメント。発表公演にはワークショプ参加者のほか、Baobabの米田沙織、中屋敷南、植田崇幸、楽曲制作も担当する悪い芝居の岡田太郎が出演する。

北尾亘コメント

―東京を掘り下げ、その地の上に新たな祭りを建て上げるー高揚感に包まれステップを踏むその地の下には、どんな歴史が眠り、どんな想いが交錯していたのでしょうか?
土地に埋没する歴史や記憶に想いを馳せることは、踊る前提として大きな作用をもたらします。また、東京に限らず、日本に現存する“祭りの舞踊”に触れることは、日本人が育んだ舞いのルーツに近づく大事な経験となり、その先で生み出されるダンスは、よりプリミティブなものに近づけるのではないでしょうか。
飽和状態・低迷期とも捉えられていながら、創世記のバブル的熱を知らない新たな世代のクリエーターが次の展開を狙う、日本のコンテンポラリーダンス。「前衛的で芸術性に富んだ身体表現」というイメージを引き剥がし、「誰もが触れることができ、多くの人々に喜びをもたらす共感のダンス」に変わろうとしている今。そこで必要なのは、きっと“実感を伴う感覚”なのです。
全身で地面を踏みしめ跳ね上がるその前に、地に視座を向けて、過去も土地も現在までも神輿の如く担ぎ上げ、大樹のような櫓(やぐら)の周りで新たな祝祭と舞踊を育み出す。
それが「東京ディグ/ライズ」。櫓の根っこは東京の歴史。

芸劇danceワークショップ発表会「東京ディグ/ライズ」

2019年7月20日(土)・21日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

講師・演出・振付・出演:北尾亘
楽曲制作:岡田太郎
出演:青木彩乃、石川詩乃、伊藤ナツキ、イトーヨーコ、大上久美子、大津歩未、加藤朱莉、加藤知夏、椛島一、菊地もなみ、高下七海、斎木穂乃香、佐々木隼人、角井仁美、中田精、中田環、中田禮、生田目麗、廣瀬拓哉、水口結、ミツルヤスマサ、森田望友、山田麻子、山森大輔(以上、ワークショップ参加者) / 米田沙織、中屋敷南、植田崇幸、岡田太郎

※高下七海の「高」は、はしごだかが正式表記。

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